ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」
著者は現役の弁護士。在留外国人が関わる法律問題について、具体的な事件をとりあげながらエッセイ風に綴った文章をまとめた一冊です。
このところ日本の景気は未曾有の不景気を脱して上向いてきたようです。外国人労働者が私たちの隣人となることが珍しくない時代にとって本書は多くの示唆に富んでいると思います。
著者は次のように記します。
「外国人は出入国に関する統計の数字ではないし、官僚が少子高齢化対策の会議で配布する資料でもない。『外国人犯罪』を騒々しく宣伝するマスコミ報道のなかで国籍によって表示される記号でもない。」(268頁)
命をもった、名前をもった、そして家族と生活をもった隣人として彼ら在留外国人を取り上げようとしている著者の真摯な眼差しが全編からにじみ出ています。
本書で大きく目を見開かされたのは、最近マスコミでも盛んに取り上げられる、「外国人犯罪が増加」していることを示す統計についての記述です。
著者がいうようにマスコミは「たとえば『低所得者』『母子家庭』『被差別部落出身者』について犯罪者が多い少ないという報道はしない」ものです。「それは治安維持の観点からそのような議論をすることが無益でかついちじるしく不当だ」ということをマスコミもそして多くの国民も自覚しているからです。にも関わらず「外国人と犯罪」という項目を立てることが差別的な性格を帯びていることに多くのマスコミは気づきません。
先月(2005年5月)末、法務省のプロジェクトチームは、日本の総人口に占める(特別永住者を含まない)外国人の割合を3%以下にすべき、との中長期的な目標を公表しました。またしても外国人を統計上の数字として論じることで卑小な存在としていくのでしょうか。何かうそ寒い思いがしないでもありません。
小さな出版社による本書が少しでも多くの読者を獲得することを願っています。
ブエノスアイレス [DVD]
この作品を単純に『ゲイの映画』と分類するのはどうだろう…?
というのも、主人公がゲイで在ろうと無かろうと、この作品の意味する処は変わらないからだ。
見慣れないラブシーンに抵抗を感じる方もいると思う。
でも、この作品も一つの恋愛映画として是非見ていただきたいです。
まったく衰えを感じない凄まじいライブです!ムスティンは、どんどんカッコ良くなってる気がします(^^)さすが南米での人気が高いだけあって、観客の熱さも凄まじい!ソロからリフまで、すべて大合唱!見る価値アリです!
ザット・ワン・ナイト~ライヴ・イン・ブエノス・アイレス [DVD]
演奏が素晴らしいのはいつもの事。驚いたのはアルゼンチンのオーディエンスの素晴らしさだった。DAVEが本来、前LIVE CD&DVDをこの地で録りたがっていたのかが理解出来る。常々、日本のファンはバンドに忠実だと言われて私達日本のファンは誇りに思っていたが、このアルゼンチンのファン悔しいが世界一だと思わせる内容です。自分もこの中に居たいと思わせるLIVEです。MEGADETHファンなら絶対に持っていなければならないDVDです。購入しても後悔しない内容だと思います。唯一、惜しいのは全曲収録では無い事だけです。曲数は前作DVDより少ないが遥かに凌駕する内容です。