ヒットエンドラン 1 (デラックスコミックス)
なつかしー!!! リアルタイムで読んでいました。トシがばれますね。
根性野球マンガではなく、だらしない系・不良系でもなく、ごく普通の野球好き少年たちというのが当時としては新鮮でした。決して野球をなにか特別なものとしているわけではなく、でも好きだからいつも野球のことを考えずにはいられない。生活の一部に野球が自然にある。そういう少年たちの物語です。
Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)
9編の短編全てが読み応えのある、
最初から最後まで楽しい一冊でした。
中でも好きな作品は2作。
道尾秀介さんの「夏の光」は、子どもが主人公ですが、
勇気をもらえる素敵なお話でした。
それから横山秀夫さんの「未来の花」。
ドラマにもなった「臨場」の主人公・倉石検死官が登場するお話です。
安楽椅子探偵ぶりが新鮮で面白かったです。
どの先生も誰もが知っている大御所中の大御所ですし、
全て書き下ろしという贅沢なものです。
安心してお薦めできる本と言えます。
ドミノ
元気のよい曲がいっぱいつまった一枚です。ドラマ「奇跡の人(山崎さん主演)」の撮影と同時進行で製作したとは思えない勢いの良さ。盛り上がりたいときには「ガムシャラ バタフライ」「ドミノ」「ソノラマ」を大音響で聞くのがおすすめ。しんみりしたい時は、「琥珀色の向かい風」を聞いています。幼いころの風景をうたった、静かな美しい曲です。山崎さんが映画「となりのトトロ」を見て思いついた曲なのだそうです。
インシテミル 7日間のデス・ゲーム Blu-ray & DVD プレミアムBOX (4枚組) [初回限定生産]
殺人ゲームの実況中継というショッキングな題材の映画ですが、どうも、いまいち平板で面白みに欠けるお話でした。巷には他にもショッキングな映画や小説などごまんとあるので、私たち観客はもう、ちょっとやそっとのことじゃ驚かなくなってきてるんですね。
ジャンル的には、流行の“心理戦ゲーム映画”の作品ですが、『ライアー・ゲーム』ほどの心理戦の駆け引きがあるわけでもなく、人が死んだらみんなパニクって、ぎゃあぎゃあ騒ぐだけで、心理戦的にはごく浅いものしか見れません。“犯人”と“探偵”とか、“倍額ボーナス”とか、それなりの興味深いルールが提示されるものの、ストーリーが進むにつれ、それらはおざなりになり、どうでもよくなってしまいます。
舞台となる暗鬼館の描写も中途半端で、殺人マシン“ガイド”もなんだか安っぽいロボットのイメージしか残りません。
一番肝心な人物描写についても中途半端で、キャラクターの人生がほとんど見えてこない。せっかくの魅力的なキャスティングが本当にもったいないです。
「生きたいという強い意志を持つものだけが、最後に生き残る」みたいな胸を熱くするメッセージも聞かれますが、設定が非現実的すぎて残念ながら胸に響いてきませんでした。
私的にはやはり、綾瀬はるかのシャープで可憐な美しさが、◎。 7日間ずっと同じ衣装だというのは頂けませんが。