真・女神転生 NINE スタンドアローン版(通常版)
経験値概念が無い事、ハッキングや戦闘のリアルタイム。意見はわかれるだろうが、私は好き。問題は会話のワンパターンさですか。それで1点ひきます。私的には魔神作成、モジュール合体にはまり込んだので凄い面白かった。ハッキングのなんとかバトルも奥が深くて、ずっとやってるうちに楽しくなってくるしね。蹂躙というか。もともとメガテンに忍耐力は必要なので、そこまで苛苛はしなかった。とりあえずはまりこむのが基本。やり込み要素は意外とある。
真月譚 月姫 5 [DVD]
私は月姫に関するゲームなどはプレイしたことは無いです。この『真月譚月姫』は月姫ではないと書かれていますが、一つの作品としてみればとても面白い作品です。この先どうなっていくのか気になります。
『資本論』を読む (講談社学術文庫)
「資本論」は、その概要でも良いから何とか理解を深められないかと、学生時代おもっていた。
本書の前書きで
「『資本論』のテクストを直接に読んでもらえるよう、その要点を選定し、前後にその意義を平明に解説し、全体の流れもつかめるよう工夫してみた。(中略)おそらく十分の一くらいの労力で読めるはずである。」の文章につられて読んでしまった。
本文の内容については、読んでもらうしかないと思うが確かに解りやすい本だった。途中数字の羅列があって読みにくいところもあったが(多分資本論を直接読んだら全く解らなかっただろう)、資本論が商品の分析から始まって、好況期→恐慌を繰り返す論理的な流れや、現代的意義についてまで良くまとめている。マルクス主義者でない僕のような読者にとっては大変有難かった。
読み終えての感想だが、やはり資本論という本の題名が良くないと思えた、今風い言えば「商品・市場万能社会における、お金の動きの話をしよう」というはどうだろう、資本論という題名では本の内容がまったくつかめないと思えたがいかがだろうか。基本的にはやはり産業革命期のイギリスをモデルにして、お金(貨幣・資本)がどのように動いて行くかを分析してどのように人間の存在を蝕んで行くかを明らかにしている本だとおもう、資本主義の次に来る社会主義体制については具体的全体的な提言はなく、本書の解説では、そのヒントになる洞察や断片的な見解をところどころにちりばめていると論じている。
やはり、社会主義社会やさらにその先の共産主義社会については後世の人たちの宿題として残してくれているのだろう。
リーマンショック以降資本主義の化けの皮がはがれ、20世紀の資本主義も社会主義も不完全な経済体制だと多くの人が認識している現在、資本主義の分析を残してくれたマルクスやそれを解りやすく僕たちに説明しようと努力してきた先人たちに感謝。