SECOND HAND LIFE
レインボー的要素、ポップでキャッチーな要素などジョーのファンが求めるサウンドが全体にちりばめられている、というのがアルバム全てを通して聞いてみた感想です。ライナーノーツに書かれているので詳しくは書きませんが、ジョーが本当ならディープパープルの次のアルバムで歌うはずだったのにイアンギラン復帰などで歌えなくなった曲も収録されているというマニアには嬉しいサプライズもあります。イントロからいきなりサウンドといいフレーズといいどっぷりリッチーブラックモア風なギターで始まる曲もあったりと聞きドコロ満載です。こんな素晴らしい新作を携えての来日公演(Alcatrazzとのダブルヘッドライナー)を今から楽しみにさせてくれる内容です!!
SLAM/スラム
Deep purple, Rainbowの流れを汲んだメロディアスなハードロックが好きな人は聞き逃すことのできない作品。ジョーの歌唱も良いし梶山氏のギターも色気がある。個人的にはもっと弾きまくる部分があっても良かった気もするけど意見の分かれる所かな?いずれにしろこれからもこのコンビで作品を作り続けて欲しい。
レスキュー・ユー
ジョーが加入してからのRAINBOWは、「I SURRENDER」や「STONE COLD」のポップ・フレーヴァーゆえ、「フォリナーになった」などと旧来のファンから揶揄されました。
そのRAINBOWを脱退した後のソロ第1弾で、本当の「フォリナー」元メンバーらと、「フォリナー」みたいな音楽をつくってしまいました。
これが気持ちイイくらいにハマっています。感情表現豊かなtr2,4,9は聴くものの魂を揺さぶり、パンチの利いたtr1,11は若々しさを感じさせます。
HARD ROCKよりHARD POP。彼にはそれがよく似合うと、このアルバムを聴き、つくづくそう思います。