メテオス
本作は予約はしてみたものの、正直最初は期待していませんでした。
ゲーム画面が安っぽかったから、というのがその理由です。
(PSPのルミネスとどうしても比べてしまいますよね‥)
しかし、10分もプレイをするとその「先入観」は見事に吹き飛びました。
上画面から降り注ぐメテオを上下に移動させて並べ替え、
上下もしくは左右に3つ揃えるとメテオが打ちあがっていくのですが、
揃え方や二次点火をさせる場所によって打ちあがるメテオが
だんだん巨大な塊になってきます。
(塊が大きくなるとなかなか最後まで上がっていかなくなります。)
そして三次、四次と点火を続けていくと、最後は
その巨大な塊がものすごい勢いで打ちあがっていくのです。
この瞬間は、是非体験していただきたいですね。
恐ろしいほどのドーパミンが脳内に放出されます。
つまり、ちょこちょこ打ち上げるのではなく、塊を大きくすれば
それだけ「見返り」が大きいわけですが、当然に危険も伴ってきます。
「ハイリスクハイリターン」のバランス取りが極限まで高められている、
と言っても良いでしょう。
また、本作は多様な面が用意されています。
それぞれの面には特性があり、2次点火をさせないと
打ちあがらないものや、縦に揃えないとあがらないものもあります。
用意されている面の数だけメテオのビジュアルも変化し、
あきさせない工夫も感じさせます。
さらには本作の世界観を支配する音楽も非常に秀逸。
任天堂の「メトロイド」や「F-ZERO」の曲が好きな方であれば
本作の音楽も気に入ることでしょう。
本当に面白いです。是非お試しを。
メテオ・メトセラ (9) (ウィングス・コミックス)
ずっとシリーズを読み続けてますが、アニメーションを連想する動きのある絵と、ストーリー展開は変わらず。
少女漫画として出版されてることで、あまり人の目に触れてないのだとしたらあまりに勿体ない作品です。むしろ少年漫画とした方がよかったのではと思ってしまうような、そういう漫画です。
今回は意識を失ったレインを助けるために、ユカとマチカの二人が協力して、敵の懐に…。
東方死神―メテオ・メトセラ外伝 (WINGS COMICS)
メテオメトセラの過去編にして外伝にあたりますがこれ一冊でも読めます。
市長の走狗として悪党を狩る賞金稼ぎ、死神のゾルとレインの出会いの話。寡黙な強面で誤解されやすいが根は純朴で一途、とても優しく不器用なゾルの人間的魅力に惹かれ次第に好感を抱いていくレイン。さまざまなエピソードを通し二人の友情が深まっていく過程にニヤニヤ。虐げられながらもしぶとくしたたかに日々を生きるスラムの人々との交流も心温まる。
武骨な男と明るく健気な少女が織り成す恋愛模様も実に初々しく切なくていい……!ふたりを応援するレインの気持ちにとても共感してしまいました。しかし微笑ましい日常の裏では市長の陰謀が渦巻いて……
壊滅の危機に瀕したスラムを救う為、愛する人とおなかの子を守る為、レインとゾルという斬新なコンビが大活躍する姿はかっこよすぎて大興奮。
どこまでも不器用で生真面目で愛情を伝えるのが下手なゾルの背中を「仕方ないなあ」と苦笑しながらトンと軽く押してやるレイン、宿敵とも親友とも相棒ともつかぬ関係性に胸が熱くなります。アクションもかっこいい!撃たれ刺され傷付いても、愛する人がそこにいる限り何度でも立ち上がるあたりレインもゾルも似たもの同士かもしれません。恋の結末は切ないのですが、哀しいだけでは終わらないエピローグが憎い。絶望を乗り越え掴んだ希望、レインが引き継ぎマチカに託された未来を仄見せてくれる素敵な終わり方でした。余韻が素晴らしい。
メテオ・メトセラ (8)
主人公二人は,照れることなく生きたいと叫び,笑い,涙を流す。古き良き少年マンガの流れを汲んではいるけれど,画面はすっきりしているので読みやすい。何しろ,上手い。正直,掲載誌の中では群を抜いている。
また,映像化にこれほど向いている作品はないと思うのだけどなあ・・・。誰か,メトセラを見つけてください。
数陣タイセン
碁盤のようなマスの中に四角いパネルを配置。
その四角いパネルを回転させて気の流れ、カンタンに言えば管をつなげていくイメージ。
ひとつのパネルに対し最大4つの管が隣接のパネルとつながっていると高得点。
さらに、パネルの中の数字を並べる、例えば中心が3なら隣接は2か4だとプラスの
得点が入ったり、管がぐるっと一周していたらさらに高得点。
つまり、最初は「管をつなげること」だけ意識してゲームに慣れてきたらさらに高得点が
狙えるパネルの設置を考えていくという知的なパズルゲームです。
マスの好きな場所に配置できないという制限があるものの、手持ちのパネルが
最大5個表示されているので数手先を読める、さらに時間制限なしという意味で
一手をじっくり考えることができます。
ゲームモードとして詰め将棋のようなお題がありますが、CPU対戦の方が何倍も
面白いです。
また、自分を有利にするだけでなく相手を不利にできるアイテムがあるので、対戦が
可能な方はそれもおすすめです。
難点は後半ステージになるとパネルのサイズが小さくなるので目が若干疲れる、という
ぐらいです。