探偵物語 ミュージックファイル 2
既にサントラとしては1枚あるわけですが、
2クールのドラマとしては異例の2枚目。
お馴染みの『Bad city』『LONELY MAN』は当然として劇伴音楽で構成されているんですが、
何と言っても出色なのはラストトラックの『次回予告一気流し』!
12分弱のトラックはハードボイルドあり、身内ネタありで
如何にこのドラマがスタッフ・キャスト共に自由に遊んでいたか
というのがヒシヒシと伝わってきます。
日活無国籍アクションの流れを汲む東映セントラルアーツのアクションTVドラマなんて
もう再放送でもなけりゃ出てこないでしょうが、
こんなフザけた遊び心溢れる予告編ももう出てこないでしょうね。
甦れ!探偵物語 増補決定版
全ての回のあらすじ・出演者などのデータだけでなく、ゲストのインタビューなども収められており、放送から20年以上経った現在もこのドラマに関わった人々の思い入れの深さが感じられる。テレビドラマながらかなり丁寧な作りをしているのが分かり、是非若い世代の人達にも読んでもらいたいと思った。
聖女の救済
虚数解。その言葉の響きに引き付けられた。
ガリレオシリーズ長編第2作。
内海刑事は初登場である。
物語は淡々と進む。
常に”虚数解”、この言葉が頭を離れない。
いったい何が起こるのか?どんな衝撃的なトリックが隠されているのか?
そればかりを考えながら読み進めていた。。。が
まさか、こんな考え方があったとは。まさに虚数解のトリック。
理論的には存在するが、現実にはありえない。
この概念をミステリーにそのまま導入できるのはやはり東野圭吾しかいないのでは。
湯川のキャラが福山版湯川に近づいている気がする。
この作品を書いていたのはドラマと並行してか、ドラマの前か、そんなものだろう。
福山のキャラが強すぎて頭に残っているためにそう感じてしまったのか?
内海刑事も柴咲コウのキャラクターが直接に浮かんでくるようなキャラクターである。
ドラマのキャスティングが絶妙だったのか?