なるたる(1) [DVD]
鬱マンガで名高いなるたるのアニメ
他の方のレビューなんかを拝見すると、原作に忠実らしいですね。
見るからに中途半端ですがww
しかし「なるたる」ってこういう作品なのかーと知るには丁度いいと思います。
アニメから入り、これよりも更に深く暗く陰鬱の世界に足を踏み入れたいと言うのなら原作を買う。
いや、これ以上無理だと思うならアニメで自分なりの解釈をしてみたり。
しかしたったの13話だと言うのに1話目との差がありすぎですねww
1話目を見た時は本当に鬱なの?って思ってました。
まぁとにかく、「なるたる」の入門編みたいな感じで見るといいと思います。
なるたる(10) (アフタヌーンKC)
まさか・・・という感じですか。
なるたるは偶数巻に悲惨、残酷な描写が描かれているようですね。
それにしてもこの巻から物語の展開が一気に加速したように思います。
よんでいて「えっ!!?」となるところが多々あったり。
個人的にこの巻はなるたる中最欝の巻だと思います。
ここから最終巻にかけて、欝展開がこれでもかと続きます。
それにしても・・・漫画のキャラだというのにこんなに欝になるとは思いませんでした。
やっぱり自分の周囲の人が死ぬというのは、かなり心にきますね。
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.1
今、アニメはかなり迷走を続けていると思います。
深夜に大進出をし続ける単クール萌えアニメと、
視聴率の為といわんがごとく放送クールを延ばし続けるメジャーアニメの二極化・・・。
一昔前に夕方でもマイナーアニメが放送できた時代があったことが逆に信じられません。
何よりも、キャラクターがどのアニメを見ても統一されすぎてて、もはや分別すらできなくなっていると思います。
そんな中、割と早めな深夜帯に放送を開始したアニメがこの「ぼくらの」でした。
このアニメは、まずキャラごとにきちんと描き分けができており、アイデンティティーの土台がしっかりしています。
また、ほぼ登場キャラが中学生だというロボ物の王道を踏まえながらも、決して物語としての主張性のあるキャラ(説教くさいキャラ)は殆ど出ません。
どちらかというと、かなり自己顕示欲のあるキャラばかり。
そこに、中学生として存在のリアル感がある人物像が潜んでいます。
これは、美少女でまずキャラと作品のベクトルを定めようとする最近の新作アニメとは、明らかに一線を画すコンセプトといえます。
そして、展開が進むごとに、全員が逃げる事のできない「死」を突きつけられた時の心情変化がまざまざと描かれることになります。
少し雑になってしまう回もありますが、全体的にはやはり達観で「死」を見つめているかのような心情では決して描かれない所にむしろ好感が持てます。
心情描写は物語の核であり、作品の空気も決定付けます。
むしろ、この作品の大半の要素はこれに尽きるでしょう。
この作品が最後どのようなベクトルで終局点に到達するのかは未だにわかりませんが、
私はこの作品を最後まで支えたいと思います。
キッズステーション アニメ「なるたる」サウンドトラック
『なるたる』というSFファンタジーアニメを知ってる人には待ちに待ったCD。 まったく知らない方には仮想空間を旅する時のBGMに必携の1枚。 元気印のテーマソングや独特の世界観を持った全30曲の音楽達に、きっと魅了されますよ。
なるたる(1) (アフタヌーンKC (186))
無機物はやはり無機物であり有機物にはなり得ない。
見て感じたのはそれです。
とても無邪気に見える絵柄とは裏腹にとても残酷で陰湿で何も生み出せないことを生み出しているとても珍しい事例だと思います。
「なんだ?中二病か?」と思える文章ですが、そんなことを思いました。
正直なところ普通の感覚の方にはオススメは出来ないマンガです。
ですが、絶望的な内容に魅力を感じる方、悲観論者の方には良い本かも知れません。