チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 商品

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 上 (1) (ハヤカワ文庫 NF 334)

非常に長い作品で、その間にCIAや政治の裏側の行動が延々と書かれています。題材は、ソ連のアフガニスタンへの侵攻に対して、反共と言う事で、イスラムとアメリカが手を結ぶと言う今から考えると信じられない構図が描かれてゆきます。しかも、それにイスラエルやサウジアラビアまでもが参画すると言う不思議な世界です。それを実現させたのが、チャーリー・ウィルソンと言うテキサス出身の連邦議会議員です。それを可能にしたのが、彼の資質を見込んで様々な人脈の形成に力を貸したジョアン・ヘリングという女性です。これに、CIAのガスト・アブラコトスが絡んで、ソ連の崩壊の大きなきっかけとなったアフガン・プログラムが進行して行きます。ただ、このプログラムで「反共」という意味では大きな成功を得るのですが、副産物として、イスラムの「ジハード」の意識、力を与えてしまいます。それがやがてブーメランのように、それを助けたアメリカのもとに帰ってくるという皮肉を生みました。このあたりのところは、下巻に「エピローグ」の形で丁寧に書かれています。長いこの作品の言いたいことは、この「エピローグ」がすべてのような気がします。それまでの世界の裏側の動きは、面白いのですが、序章にすぎないような気がします。 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 上 (1) (ハヤカワ文庫 NF 334) 関連情報

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

トムハンクスがプロデューサーまでして創りたかった作品で、観終わったあと成る程なあ、と感心せざるを得ない仕上がりです。わずか30年前の政治家、政商、CIAの繋がりを判りやすく教えてくれます。ただ当然行なわれたであろう資金のキックバック、予算を通さない資金の出処、反ソ連の国々との密約、大統領でさえ伺う事ができない産業複合体の行脚ぶり、など当然奥の奥の真相は闇の中です。確かにウィルソンの政治力は素晴らしいですが、一下院議員の力では到底動かす事のできない裏の裏の力の結果でしょう。裏に出ない人を黒幕というでしょう。実に恐ろしい国アメリカですが、いざ動くとなると、軍隊形式で事は行なわれます。つまり上から下に命令系統がつながるので、誰が最初に口火を切ったのか解らない仕組みです。そういうシステムが出来上がっているんですねアメリカという国家は。軍隊を自衛隊と誤魔化している日本とは雲泥の差です。善きにつれ悪しにせよアメリカという国の凄さを再認識させる作品です。間違っても本当の姿の10分の1も描いてないでしょう。本当の事を別な形でも映画として創る事が出来る事も凄い事ではあります。正義の人ウイルソンもマリファナを煙草ぐらいにしか思っていない描き方も秀逸ですね。善行の裏に悪業あり。トムハンクスは役者としても一流の人ですが、監督、制作者としても一流だと解ります。クリントイースドウッド位の作品はすぐ出来るでしょう。まだまだ役者一本でやって欲しいと思いますが。 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD] 関連情報

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

最初はオチャラケ映画と思いましたが、観るにつれ、ストーリーに引き込まれていきました。トムハンクスは適役という感じでした。まさか、ジュリアロバーツがあの役で出演するとは思いませんでした。大きなことを成し遂げるには、それなりの人脈がどうしても必要になりますね。この映画で再再、、、再認識しました。 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD] 関連情報

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー オリジナル・サウンドトラック「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

『サウンドトラックを聞いてみてどうか』サウンドトラックとして非常にクオリティが高く、オペラなど聴き所満載です。中でも中近東的な音階、リズムに載せられたコーラスの楽曲は最高です。『注意点』楽曲数が少なく、必然的に収録分数も短いです。解説書などもルーチン通り、お決まりの内容で、特典などサプライズが欲しいところではありますが、それに打ち勝てる楽曲が存在すると言えます。『実際のところどうなのか』邦楽のサウンドトラックと比較すると洋楽のサントラはムード寄りで聴きやすいメリットがありますが、メロディアスでない場合がほとんどです。しかし本作はメロディーがしっかりしている楽曲が多く、また邦楽にないエレガントさがあり、非常に嘆美です。買ってよかったです。 オリジナル・サウンドトラック「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」 関連情報

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】

つい最近、オサマビンラディンがアメリカにより暗殺されましたが、9.11が何故起こったか、アルカイダが何故生まれたかを知る意味でわかり易く描いています。多少の脚色はあるもののアルカイダがFBIによって組織されたものであり、旧ソ連のアフガニスタン侵攻の反対勢力でもありました。また、今回暗殺の舞台となったパキスタンとの問題も描いていて興味深い。トムハンクスも脚本を気に入り自ら主演を申し出た位ですから、かなり楽しめます。DVDは持っていますが、初ブルーレイを見てみたい。そんなに変わらないかもしれませんが、価格も安くなりましたので、お買い得かもしれません。 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 【Blu-ray ベスト・ライブラリー100】 関連情報




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