アブラクサスの祭 [DVD]
この作品は玄侑宗久さんが書かれた小説が映画化されたものです。主人公は躁鬱を抱え込んでいる僧侶、浄念。インパクトが強い部分から始まる映画ですが、この後の流れは私としてはペースはゆったりとした話になっていきます。浄念は若い頃にやっていた音楽から音楽が忘れられず、常にノイズが聞こえるようになります。そしてその思いが強まり「この町でライブをやりたい」と切り出します。良き理解者である住職の玄宗でさえもこの町でとなると…と困惑してしまいます。心配して反対する多恵にお構いなしに次々と話を決めていく浄念。
そんな中、浄念にとんでもない衝撃的な事が起きます。その事をきっかけにかつて自殺未遂をした海へと行きます。その場所でギターをありったけかき鳴らし、再び自分と向き合う事になります。
自分のすべてを受け入れようという観念。
小説も素晴らしい作品です。しかし少し抽象的に感じられるかもしれません。主に精神面を描いた小説なのでそれを映像化するのは非常に難しいしことであると思います。しかし核の部分はぶれないし、しっかり描かれていると思います。1番大きな違いは小説では出てこない隆太という若き青年が出てくる事です。小説では書かれなかった、浄念と隆太とのふれあいもすごく良いです。
漠然としていて言葉では表現しきれない感情、感動、他人事には感じられなくなってしまう部分、改めて自分と向き合う事を深く考えさせられる作品です。
主演をつとめたのはミュージシャンのスネオヘアーさん。浄念の役をすごく繊細に演じておられました。感情の起伏も上手く演じておられ、感銘を受けました。スネオさんの紡ぎ出す音楽はいつも彼の世界観がありますが、見事に浄念の世界のライブシーンでまた圧倒され、役者として、ミュージシャンとしての2つの面をそれぞれにすごく楽しめる作品です。
決して派手ではありません。しかし心に強く残る作品だと思います。
むらさき。
最近は目立った音楽活動をしていない彼女ですが、このアルバムを聴くと、それがもったいないと思ってしまいます。
もともと声に特徴があった中で、このアルバムに至って、表現力をともなう「ともさかの歌声」が完成した気がします。楽曲の完成度もピカイチ。アイドルのアルバムという偏見なしに、純粋に1人の歌手のアルバムとしての鑑賞に堪える品質の高さです。この後オリジナルアルバムが出ていない(たぶん)ということを考えると、いったんここで「ともさかの歌・第一部」が極まった、という判断なのかもしれません。
子育て中だし、歌手としての復帰はもう少しかかるのかな?歌手活動再開を期待しています。
Mammaともさか こそだてちゃん編
ともさかりえさんのブログはいつも拝見してますが、
自然な感じが好感持てます。
この本もりえさんの自然な生き方、考え方がよく出ていて、
読んでて元気をもらいました。
おこちゃまもかわいい!
FIVE(ファイブ) VOL.3 [VHS]
途中でエンクミが捕まり寝かせてもらえない拷問を受けます。強い照明を当てられたり頬を打たれたり水をかけられて目に暈を作っても涙顔になりながらも拒否続けます。そのシーンがツラそうだった。