foreigner’s table―日本在住32ヵ国63人の外国人が贈るHAPPYレシピ
日本で暮らす外国人が、自宅で食べている(主に)祖国の料理についての本です。現地の素材にこだわって取り寄せる人もいれば、手にはいる身近な材料で適当にアレンジする人もいます。
写真はとても美味しそうなのですが、特に調理の参考にはならず、記載されているレシピも雑で混乱しているので、この本だけを参考に馴染みのない料理の味を再現するのは難しいのでは?と思います。同じ料理が複数の異なる手順で紹介されているのも、意図が良く分かりません。解説の類もほとんど無く、その点では不親切だと思います。
とはいえ、素敵な本です。
判は小さいのですが、それがきちんと製本されていて、持っているだけで満足感があります。ちらちら拾い読みしながら、祖国を離れて暮らす人々の食生活を何となく想像してみるのも楽しいものです。
「書物とは情報である」という考えの人には向かないと思います。
Live [DVD] [Import]
「CAN'T SLOW DOWN」を購入して相変わらずの極上のSOUNDを聞かしてくれたFOREIGNER。「アンユージュアルヒート」に失望して以来遠ざかっていたが、ケリーハンセンというスティーヴンタイラーに似たヴォーカリストの加入により蘇ったFOREIGNERに感激し、LIVE DVDを見たくて購入した。
いやはや素晴らしい。面影の残ってない(失礼)ミックジョーンズが素晴らしいギターを聞かしてくれれば、ケリーも負けじとパワフルのヴォーカルを披露してくれている。どの曲も素晴らしい。NIGHT LIFEから始まるステージ。はじめから鳥肌ものである。このDVDを買うきっかけになったLONG,LONG WAY FROM HOMEが素晴らしい!そしてSTARRIDER、ミックの甘いヴォーカルが冴える。URGENT、JUKE BOX HEROと4の代表曲が続く。ドラムスのジェーソンへのオマージュか、胸いっぱいの愛をが挿入されているのも心憎い。そしてI WANT TO KNOW WHAT LOVE ISで泣かされ、HOT BLOODEDで幕を閉じるショーはあっという間に過ぎた。決して見て損のないLIVEである。
アーネルが加入したJOURNEY、ローレンスが加入したSTYXとLIVEを見たが、ケリーは群を抜いている。パフォーマンスはもちろんのこと、ステージ上での存在感が他の二人よりある。(二人の加入したJOURNEY、STYXのLIVEも素晴らしいので是非見て欲しい)イアンマクドナルドが在籍してた時のLIVEを30数年前に見たが、今のLINE UPで是非みたい。「CAN'T SLOW DOWN」の楽曲をちりばめたSET LISTで。
FOREIGNER Original Album Series
紙製のパッケージは簡素で、歌詞カードも入っていませんが、この5枚でフォリナーの全盛期を網羅できますので、ベストコレクションだと思います。
台北の夜(ハヤカワ・ミステリ文庫)
「あなたのレビューを」と言われてるのに申し訳ありませんが、他のレビュアーさんの言われる通り 主人公に魅力が無い・・・・
賞を取るのが理解できないと書かれていましたが、一つには人種的なものもあるんじゃないかと思います。
これはアメリカという移民文化の中で ルーツを考える というものに高い評価がされたんじゃないでしょうか。
ミステリとしてはかなり厳しいです。香港映画の「最近の」ノワール物(好きなんですが、最近の奴は・・・)並みに「はぁ?必然はどこなの」という感じです。
とはいえ馳星周よりはもう読む気が全くしないけど、「続編あるってことだしぃ、出たらチェックかなぁー」と思う僕はだめな人かもしれません。
4
発売当時ミュージック・ライフ誌の新譜レビューで「ルーの高音が聴き辛い」「出来は平均的」みたいに書かれて購入を躊躇された方も多かったと思う。
かく言う私も少し臆して購入したのだが、1曲目「ナイト・ライフ」を聴いて不安は吹き飛んだ。
元気でカッコ良いミックのリフがガンガン鳴り、ルーのヴォーカルも前作「ヘッド・ゲームス」と比べると歌い方に少し変化は感じたが全然悪くない。
改めて評論家の感想より自分の耳で聴いて判断する大切さを痛感したものだ(笑)
とにかく1〜6曲まではどの曲も完璧にカッコ良い。
実際「アージェント」「ガール・ライク・ユー」はNo.1ヒットに輝いたし、「ジューク・BOXヒーロー」「ブレイク・イット・アップ」もヒットした。
イアンがぬけたせいか、3枚目まで見られた独特でややこってり気味の曲調が無くなり、このアルバムから洗練された都会的なバンドにフォリナーは変貌したと思う。
結果「4」はメガ・ヒットし、フォリナーは「産業ロック」と揶揄されながらも80年代後半までロック・シーンを席巻しヒット・チャートに君臨していたのである。
私も当時レコードが擦り切れる程何回も聴いた。
聴いて損なしのお薦めアルバムです。