暦の科学―"時"を読む基礎知識 (ブルーバックス (B‐583))

この本は太陽・月・地球の動きとその周期の法則性をリアルに把握させ、それが世の暦に結びついていることを教えてくれます。読者をリアルな把握に導いてくれる源が何にあるかというと、著者2人がともに海上保安庁水路部に勤務し、天球上に太陽・月の動きと位置を決めて、行き交う船の操行のための天体歴を作成する要職に長年携わるってきた事実にあります。つまり著者の日常の中で、天体理論と実践がしっかり結びついているのです。だから、読者は、この本を１度読み、２度読み、ここに書かれている事を、夜空の星座を見て確かめ、月の形と位置を確かめること。その経験を繰り返しつつ、書かれていることを自分のものにして下さい。その際、天体望遠鏡も双眼鏡も必要なく、自分の肉眼での観測することを厭わなければ、太陽・月と暦についてのしっかりした認識が得られます。私は、本に書き込みをかなりしてしまったので、今度、２冊目を買って、再度読み返してんでいます。ついでに言えば、ブッラクボックスとかダークマターといった天体理論は、専門的すぎるし、素人にはその是非を確かめる方法がありません。自分の肉眼に映る範囲の天体現象と暦に関心を持つことで、私の生活には十分です。 暦の科学―"時"を読む基礎知識 (ブルーバックス (B‐583)) 関連情報

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