闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から (岩波ブックレット NO. 780)
著者は「死から学ぶ」と言っている。これは貧しい死を無駄にしたくない訴えなのだろうか?
人は必ず死ぬ。されど「ダメな父親でゴメン」といって自殺した者の遺族は、納得できない。自殺―それが貧しい死かもしれない。死、これは重い。死は勉強材料ではない。なのに、著者はいう。「死から学び、社会づくりに還元すべきである。」現在、個人主義を進めるあまりに、自己責任を強調しすぎている。これが自殺に追い込んでいないか。生きるための最低の条件を社会は整えているか。社会の落とし穴の防御や施策を忘れていないか。
生きるための社会環境の整備、。そして豊かな死で後世につなぐ。「死から学ぶ」は自殺の現場にたつ著者の強い意志である。
ポケモンXD 闇の旋風(かぜ) ダーク・ルギア
私は、初代シリーズのポケモン(赤&緑)しかプレイしたことがありませんが、ポケモンって面白いなとあらためて感じさせてくれました。ストーリーは、さくさく進めることができますし、どこでもセーブ(リポート)機能があるので、あいている時間に気軽にプレイできるところも◎です。あと、どのポケモンにも愛着がもてるので、スナッチしたダークポケモンを全種リライブしたり、ビンゴ、バトルディスク、バトル山、コロシアム、といったサブイベントもあるので、クリア後も楽しめます。
GBAのポケモンシリーズとの連動プレイもありますので、プレイし終えたら、もう一度ポケモンシリーズに触れてみたいなと思いました。
Grope2‾闇の中の小鳥たち‾ [DVD]
アニメの元ネタになっているゲームはプレイしたことがないが、これだけを観ても作品の雰囲気は大体つかめると思う。
作品の絵のタッチは、ゲームのものよりもソフトに仕上がっているという印象を受けた。個人的にはアニメの絵の方が好みだ。
膨大な量になるゲーム全体を30分二話完結形式のアニメにまとめれば、どうしても観た者全員が満足できるような仕上がりにならないのは仕方がないとして「ゲームをやって面白かったからアニメも観てみた」という感想だけでなく「アニメを観て興味が湧いたからゲームもやってみたくなった」という感想を抱けるような作品であるかどうかが重要だと思う。
闇の中の音楽 [VHS]
ベルイマンの4作目にあたり、1948年公開の
映画です。
後の「野いちご」や「処女の泉」からべルイマンに
のめりこんだ方には、物足りない感じがするかも
知れません。
ごく初期ということもあり、パッケージに
書かれているように、ベルイマンでは珍しい
ハッピーエンドですし。
しかしだからこそ、この作品は愛おしい作品だと
思うのです。
きっと、ヨーロッパ映画とくにシリアスなベルイマン
などは苦手、な黄金時代のハリウッド映画ファンの方
にも、この映画は愛される作品だと思います。
話の8割はそれでもリアルでビター、
わざとらしい不幸をてんこ盛りにせず、
あくまでシリアスに進むところがさすがです。
ヒロインのマイ・セッテルリングのチャーミングさに
すべてを、少し強引なくらいに納得させられてしまいます!!
いい映画ですよ!!