ミート・ザ・ペアレンツ3 スペシャル・エディション [DVD]
一回見ましたが、日本での公開が無い理由がよくわかりました。
前作、前々作と比べ、明らかにつまらなくなっています。
また、下ネタばかりでした。
ニューヨーク・テンダベリー
69年発表のサード。
こちらも1曲目が強烈だ。かつて、これほど悲しく絶望的なラヴ・ソングが書かれ、歌われたことがあったろうか? 歌詞もグッとくる。
若い頃、女性とうまくいかなくって暗い気持ちに落ち込んだ時、何度、深夜、ヘッドフォンでこの曲を聴いたことだろう。この曲の底知れぬ深海のような暗さが、自分自身のパーソナルな暗さをすべて吸い取ってくれるような気がして、安心して、絶望の淵へ身を沈めることができた。
90年代に発売されたプラケース盤をずっと愛聴していたが、紙ジャケ/リマスターを機に、買い直した。音は格段に良くなっている。ジャケットのローラも、前作に引き続き素敵だ。ボーナスは2曲。
なお、前作のブックレットにマイルス・デイビスとのツーショットが掲載されているが、本作のライナーを読むと、本作録音時に同じスタジオでレコーディングしていたマイルスが遊びに来た折に撮影されたようだ。
また、このアルバムで1曲吹いてくれないか、とローラに頼まれたマイルスは一言、「ここに俺が付け加えるべきものは無い」と答えたそうだ。なんとカッチョいい台詞だろう。そして、マイルスがいかにローラを評価していたかが判るエピソードである。
ニューヨークに憧れたことは一度も無いが、ローラが居た時代のNYには行ってみたい気もする...
今回同時発売の4枚を総て買って応募すると、「ニューヨーク・テンダベリー」の別紙ジャケが全員に送られてくるとのこと。3月末日までだそうだから、ファンは迷わず全部そろえた方がいいだろう。
Original Album Classics
1997年に49歳で亡くなったシンガーソングライター、ローラ・ニーロは、同時代のキャロル・キングやジョニ・ミッチェル
らに比べるとずっと都会的で洗練された雰囲気を持ち、歌が抜群に上手くしかも美形です。
ニューヨーク生まれらしく音楽的にはかなりソウルフルな面を持っています。
高音域を多用するやや鼻にかかった歌声は憂いたっぷりですがパワフルでもあり、裏声にはまったくうっとりさせられてしまいます。
本盤は音質には問題はなく、Disk1,2,4にはボーナストラックが入っています。
5枚のジャケットを並べて眺めるのも一興でしょう。
Disk1:イーライと13番目の懺悔(2nd,1968)
Disk2:ニューヨーク・テンダベリー(3rd,1969)
Disk3:魂の叫び(4th,1970)
Disk4:ゴナ・テイク・ア・ミラクル(5th,1971)
Disk5:スマイル(6th,1976)