~~力強く、時には優しく、いろいろな歌い方を使い分けるアラニスモリセットですが、今回のこのDVDでは、北米のナバホ族とともにそのルーツなどを学びながら、彼女自身の音楽におけるスピリチュアルな部分をさらに磨いていく、そんな光景が見られるように思います。ナバホの方たちとの共演、はたまた自然との共演まで、なかなか内容の濃い一枚だと思います。基~~本的な曲構成は、「ジャグドリトルピル」の曲目からなっています。「ジャグドリトルピル」のアルバムとは違った一面がかいま見れますよ♪~~
ナバホへの旅 たましいの風景
個人的には2010年度上半期のベスト5には入る(何冊読んで?はごもっともですが)よい本でした。エッセイ、旅行記、そして少し思想書が混じったような位置づけがあいまいな内容なのでナバホや臨床心理の突っ込んだ話が出てくるわけじゃありませんので、ハードな内容を求める方には不向きですが、軽く読めるのはありがたいです。
中沢新一さんが提唱している対称性人類学というものがありますが、それに通じるような対象性(人間も自然の一部)志向を徹底した生き方とはどういったものかをナバホ族の生活を通して知ることができます。
特に印象に残ったくだりはナバホ族の人類出現神話(第5の世界とか昆虫人間とか)、ナバホネイションとUS政府との関係、儀式を指導するチーフが決まるくだり(自然にチーフになったからといって別に偉いわけではない)、故河合先生がゲド戦記(本)を激賞していること、心理療法の3特定(芸術、科学、宗教)、強力な臆病者になろう、の件など。
ネイティブアメリカンの対称性に興味がある方はまずは読みやすいこの本を読み、引用文献から知識を広げるのがよさそうに思いました。
ナバホへの旅 たましいの風景
臨床心理学者である河合隼雄氏が、アメリカ先住民であるナバホの
人たちを訪ねた時の文章を纏めたものであるが、そこは河合氏の
こと、単なる紀行文ではない。
キリスト教文化・アメリカの白人たちによる迫害の歴史の中で、
自分たちのアイデンティティーを守り、ナバホ・ネーションという
アメリカ合衆国にも認められた独立した「国」を確立している
ナバホの人々。
その人々の中心にいるメディスンマン(シャーマン)を訪ねる中で、
筆者は常に日本人の心の問題を考え続けている。
紀行文と臨床心理学的考察が、幾重にも重なり合ったような不思議な
内容となっている。
今でも西部劇にでてくる「インディアン」像を信じている人には、
アメリカ先住民と神、自然の在りようを、理解する入門書にもなる
良書であると思う。
ライヴ・イン・ナバホ・ネイション [DVD]
~~力強く、時には優しく、いろいろな歌い方を使い分けるアラニスモリセットですが、今回のこのDVDでは、北米のナバホ族とともにそのルーツなどを学びながら、彼女自身の音楽におけるスピリチュアルな部分をさらに磨いていく、そんな光景が見られるように思います。ナバホの方たちとの共演、はたまた自然との共演まで、なかなか内容の濃い一枚だと思います。基~~本的な曲構成は、「ジャグドリトルピル」の曲目からなっています。「ジャグドリトルピル」のアルバムとは違った一面がかいま見れますよ♪~~
ナバホの大地へ (理論社ライブラリー―異文化に出会う本)
書店で目に留まり、購入しました。河合隼雄さんが推薦するだけあって、読むほどにナバホの世界に引き込まれてゆきました。神を信じ、自然を愛するナバホの人たちの生活模様は、著者自身がナバホで経験したもので詳細に描写されています。とくに著者自らヒツジを解体する場面は興味深かったです。良い本に出会えました。