ペイン・オヴ・サルヴェイション 商品

ペイン・オヴ・サルヴェイション On the Two Deaths of Pain of Salvation (with 2CD) [DVD] [Import]

スウェーデンのプログレメタルバンド、ペイン・オブ・サルヴェイションのライブ作品。2009年作ツアードキュメントを含む2DVD仕様で、Disc1のドキュメントも単なるオマケ以上にセンスのある仕上がり。しにとそふは2007年オランダでのライブを収録。ステージにおいても演奏は安定しており、単にテクニックに走るだけのバンドに比べて、このバンドは内的な深みを音にリンクさせ、ダニエル・ギルデンロウのヴォーカルにしても、ときにまるで映画の俳優のような表現力で世界観を描いてゆく。 反面、DREAM THEATERのようなゴリ押しドラマティックな演奏ではなく、あくまでクールな翳りがあるので、音だけ聴いていては物足りないと思ってしまうのも確かであって、歌詞の意味を考えながら鑑賞することで、彼らの表現する世界にようやく辿り着けるのだろう。現時点での最新作「Scarsick」からはもちろん、1stや2ndの曲も演奏しているのが嬉しい。2DVD+2CDの限定盤ボックスもあり。 On the Two Deaths of Pain of Salvation (with 2CD) [DVD] [Import] 関連情報

ペイン・オヴ・サルヴェイション ロード・ソルト・ワン

スウェーデンのプログレメタル、ペイン・オブ・サルヴェイションのアルバム。2010作ミニアルバム「linoleum」で聴けた、レトロ風味のロック路線の延長にある作品。生々しいギターといいプログレ的なオルガン、ピアノといい、アナログ的な古めかしさの上に乗せる、ダニエル・ギルデンンロウの歌唱は、いよいよその表現力を増し、魂の叫びというべき情感と哀愁、ストレートな曲調の内側にあるひどく繊細なものを、絶妙に集約して聴き手に届けてくる。結局ロックとはテクノロジーではなく、作り手の生の心を描き出した結果の保存物なのだと、この作品は教えてくれるようだ。ブックレットのアートな写真もまた素晴らしい。 ロード・ソルト・ワン 関連情報

ペイン・オヴ・サルヴェイション ザ・パーフェクト・エレメント・パート1

素晴らしい音楽は世にたくさんあります。しかし、ここまで感情に直接響いてくる音楽となるとかなり絞り込まれると思います。メロディ、演奏、声、曲展開、世界観、どれも涙腺に訴えてきます。静かな部屋で1人しんみり聴きたくなるアルバム。 ザ・パーフェクト・エレメント・パート1 関連情報

ペイン・オヴ・サルヴェイション レメディ・レーン

スウェーデンのプログレメタルバンド、ペイン・オブ・サルヴェイションの4th。2002作今やシリアス系プログレメタルのトップに躍り出た感のあるこのバンド、4枚目のこのアルバムは、人間の内面を描き出したコンセプト作となっている。3rd以降では歌の重要度が増し、1st、2ndの頃の意外性のあるたたみかけは若干減りその分メロディや歌に深みを増した作風に深化しつつある。このアルバムでも既成のプロクレメタルの概念にとらわれないアレンジが多くある意味ゴシックメタルにも通じるメランコリックな叙情から、キーボードを効果的に用いたり変拍子リズムの上に乗るクールなリフや語りのような歌、一転して繊細かつメロウなギターメロディなどコンセプト作でありながら前作よりも楽曲に幅をもたせている印象である。おそらくサウンドの深化はすなわちリーダーであるダニエル・ギルデンロウの「人間としての深化」にも大きく通じているのだろう。こうしたレビューで数字の評価にはしずらい、スピリチュアルなバンドである。 レメディ・レーン 関連情報

ペイン・オヴ・サルヴェイション Pain of Salvation - Be Live [DVD] [Import]

スウェーデンのプログレッシブ・メタルバンド、ペイン・オブ・サルヴェイションのライブDVD。2005作彼らの5枚目のアルバム「BE」をライブで完全再現したもの。当然のように、単なるライブ作品ではなく、映像にも気を配られたある種映画的な作品。奥行きのある、まるで舞台のようなステージ上にはグランドピアノや管弦楽隊、中央には池まである。バンドメンバーのみならず楽隊の面々も白塗りで化粧をした、一種異様な雰囲気の中演奏が始まる。白い衣装で登場するダニエル・ギルデンロウ、マンドリンを弾きながら歌いはじめる。パーカッションとマンドリンの音色に彩られた、およそメタルらしからぬ民族的なイメージの楽曲。ピアノとストリングスの美しい間奏曲や、コンセプトに沿ったSEと映画的な映像などをまじえつつ、演奏はときにはヘヴィに、あるいはプログレメタル的な変拍子を盛り込んでいきながら全体的には楽曲はゆるやかに、粛々と進行してゆく。曲のコンセプトによって、髪を束ねサングラスをしたり、ジャケットを着たりして役を演じながら歌うダニエルの姿は、まるで舞台の主演男優のようだ。音だけでは伝わりにくいだろう曲のコンセプトとビジョンとが、このDVD作品ではシアトリカルなステージと映像編集のおかげで、視覚と聴覚とがシンクロして感じられる。楽曲単位としての爽快感や、演奏での見せ場がさほどないという点ではプログレメタルファンからすればやや物足りないかもしれないが…これが鬼才ダニエル・ギルデンロウの世界であり、彼の中ではすでに表面的な音楽や曲の技巧うんぬんなどは超越しているのかもしれない。人間の外面と内面をえぐるような、この音と映像によるコンセプト作はテクニック、楽曲云々ではなく、内面に語りかけるプログレッシブロック作品として屹立している。 Pain of Salvation - Be Live [DVD] [Import] 関連情報




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