ハマのメリーJさん【完全版】 中尊寺ゆつこファンキー名作徹底解剖 (P-Vine Books)
ゆつこさんの新刊!!!
どれだけ待ったことか・・・・・・・!!!!!!!
メリーさん遭遇者の私にとってメリーJさんは超リアル。
連載当時の担当者の方とゆつこさんのメールのやり取りなど、ドキュメンタリー要素もあるので中尊寺ゆつこファンには更なるバイブルになること間違いなしです!
小林さん、ありがとうございます!!!!!
アフリカンネイバーズ
著者の中尊寺ゆつこは、言わずと知れた元祖「オヤジギャル」。流行語大賞を受賞し、新聞の一面に時事風刺の連載を持ったりと、サブカルと社会派(?)の間を上手く泳いでた印象のある人です。ちょっと前まではNYに住み、ヒップホップカルチャーにかぶれてたかと思いきや、どうやらもうアメリカには飽きたらしい。
というか、欧米のセレブよろしく、アフリカで遊ぶという自称「大人の遊び」を覚えてしまったようです。
旅行といえばアジアンリゾートやハワイ、エステや買い物に興ずるニッポンギャルズをバカにし切った発言も随所にちらほら。そんな発言は否定しないけど自分の基準の押し付けとも受け取れ、正直不快感ありです。しかしそれ以上に、アフリカってこんなに楽しいところで私はこんなにはまっちゃったのよー、とアピールしたがってる印象がとても強い。本人としては「アフリカの魅力を伝えたい」との意図で本を書いたわけではなく、自分が楽しいから「楽しいのよアフリカ!」と純粋に言いたいのです、きっと。
そして愛する地域の現状や問題点を多少なりとも浮き彫りにし、地球の裏側にある東洋の国で、自分なりの可能な方法で提起したいという表れだろうと思われます。
やっぱり英語をしゃべりたい!―英語負け組からの華麗なる脱出法 (ちくま文庫)
著者のイメージとは違って、意外にも本格的な学習法です。
彼女は、はじめ基礎力なしにNYへ移住して、何もかも中途半端なまま「英語難民」に
なりかけます。ここまではよくある話ですが、彼女は、
『(旧)話すための英文法』……全4冊を完璧に覚えたんですよ。
……たった一人で短い例文をたくさん覚える。丸ごと覚える。全部声に出して言う。
ただそれだけです。……実践は、このあとでも充分だったんですね。
日本の漫画家を代表してアトランタで講演をするなど、
まさにこれからというときにお亡くなりになったのは、誠に残念です。
亡くなる直前まで本書の原稿の手入れ・校正をなさっていたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
新ニューヨークネイバーズ―セレブに会えるアメリカ・ガイド
中尊寺ゆつこの最後の作品となってしまいました。
本当にNYを愛していたゆつこさん。
急逝してしまったのが、とても残念です。
さて、この作品は雑誌に連載されていました。
私は、連載されている時から面白くて読んでいました。(NYにはもちろん行ったことは無いし、行く予定もない)
連載されていた部分のマンガはカラーのため、お値段が高くなっていますが、買う価値はあります。
中尊寺さんのマンガはシンプルで強烈なインパクトがあるので、軽い気持ちで読めるのが魅力!
セレブとの交友関係(坂本教授からデヴォン青木&パパ青木まで)も面白い!
最後にはアトランタで日本文化を紹介する、英語でのプレゼンの話もあり、「オヤジ、オヤジギャル」を説明したそうです(笑)
ゆつこ流の観察眼、一見の価値ありですよ。
やっぱり英語をしゃべりたい!―英語負け組からの華麗なる脱出法
彼女の述べている1つ1つの内容に説得力があり、非常に共感させられました。
特に子供の英語教育に対する考え方は、文部科学省の方々にも是非読んで頂きたい
というものです。
内容については基本(文法)重視ということ、繰り返し、止めないこと等
簡単そうで実は大変なことが大切と説いています。
自分も彼女のように「超ポジティブ」な考えができればもっと英語しゃべれる
ようになるかも、と新たにモティベーションが上がりました。
ちょっと英語チャンポンな文章が、英語がわからない人にはちょっときついかも。
でも勢いのある文章は彼女らしさで決して悪いわけではありません。
彼女が病気と闘いながら本書を書き終え、4日後に亡くなったのはとても
残念なことですが、彼女の遺志を継いで、これから私も英語勉強したいと
思います。
私もやっぱり英語をしゃべりたい!!