抱きしめたい
1988年発売。松任谷由実、高中正義、忌野清志郎&仲井戸麗市、伊藤銀次、SHOW-YAなど、当時東芝EMIに所属していたアーティストによるビートルズカバー集。今や忘れられた人も多いが、聴きものはちわきまゆみの「ア・ハード・デイズ・ナイト」。ヴォーカルはもちろん、バックの演奏?までちわきの声をサンプリングした多重録音。ギターソロ部分が笑えます。そして、忌野&チャボの「ドント・レット・ミー・ダウン」は、後のタイマーズを思わせる仕上がりでなかなか聴かせてくれます。他は(愛情がありすぎてあまりいじれない)面白みのないカバーが多い気がしますが、収録アーティストのファンの方はぜひ。
1. ノルウェーの森/高中正義・松任谷由実
2. ユー・キャント・ドゥ・ザット/NOBODY
3. テル・ミー・ホワイ/阿部恭弘
4. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス/THE WILLARD
5. ハニー・パイ/加藤和彦
6. オブ・ラ・ディ、オフ・ラ・ダ/アースシェイカー
7. ア・ハード・デイズ・ナイト//ちわきまゆみ
8. ロック・アンド・ロール・ミュージック/佐藤 隆
9. ドント・レット・ミー・ダウン/忌野清志郎&仲井戸麗市
10. ヘルター・スケルター/VOW WOW
11. ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ/伊藤銀次
12. ミッシェル/鈴木康博
13. ブラックバード/SHOW-YA
14. ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア/チューリップ
P.S.
1990年には同コンセプトのオール・ウィ・ニード・イズ・ラヴ〜愛こそはすべてが出ています。こちらには高橋幸宏や高野寛、日野皓正などが参加。こちらもなかなかの作品集。ジャケは岡本太郎!
そして1992年には、この2枚から選曲+αのラヴ・ミー・ドゥが出ています。
抱きしめたい
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抱きしめたい (講談社文庫)
文化祭での演奏を目指し結成したビートルズのコピーバンド・デマサプ。
同級生四人はぶつかり合いながらビートルズ漬けの夏休みを過ごす。
ああ、青春だ。高校生、青春どまんなかだ。
たのしそうで、つらそうで、くるしそうで。
ラストはもう、なんか切なくなる。
デマサプの5人目になって、高校時代の空気をもう一度味わえる、そんな作品だ。
ペネロペ・クルスの抱きしめたい! [DVD]
セレブが大好きで仕方がないという溌剌少女ディアナ。1965年にビートルズがスペイン公演を果たした日に宿泊先のレノンの部屋に忍び込みます。ベルボーイのサンティとディアナはここで偶然出会い、二人の間に恋の炎が燃え上がるのですが、スペイン国王/歌手/銀行家とセレブの飽くなき追っかけを続けるディアナにとって貧しいサンティとの結婚は選択肢にありません。奔放なディアナに振り回され、不倫関係を続ける気弱なサンティ。いつしか二人の間に30年もの月日が流れ…。
ペネロペは映画の前半にしか出ません。ビートルズはディアナの好きなセレブの一部でしかありません。それでも日本ではタイトルにペネロペを押し出し、ビートルズの追っかけ物語であるかのごとく針小棒大な売り文句を付しています。人びとに誤った印象を与えようかとするこの「売らんかな」の態度はビートルズ・ファンの目には許しがたいものと映ることでしょう。ファンのお怒りはごもっとも。ビートルズ映画と思って見てしまった方々の心中を察します。
ではこの映画は多くの日本人に宣伝の妙で売りつけるような底の浅い物語かというとさにあらず、です。実のところこれはなかなか底堅い大人の恋愛コメディなのです。お金と名声を持つ男を次々と30年に渡って追い続ける女と、妻へのうしろめたさをかかえながらもどうにも彼女を忘れられず「都合のいい男」を続ける男。原題は「恋はとっても体に毒」といいますが、抑えのきかない恋に翻弄される中年男女の心の機微をうがつ、そんな作品なのです。
レノンの訃報に接する二人の姿に特に心打たれる思いがしました。ディアナとサンティはこの日、二人が初めて会ったホテルで当時の想い出にふけるのですが、二人の間に横たわる積年の想い出が見る側の眼前に一気に溢れ出し、男女の切ない思いにほろりとさせられました。
哀しく可笑しい大人向けの物語として、十分堪能できる一本です。
抱きしめたい
何の理由も無いのに、不意に聞くと泣いちゃう位良い曲です。
恋している人には、進行形で進む自分の恋をこの歌に重ねて、
恋していない人には、前の彼氏の姿を重ねたり、今好きな人に重ねてみたり。
何通りにも楽しめて人によって、大きく解釈が違いそうな一曲です。
とにかく、めっちゃいい曲なんですよ!!
っていうか、私は抱きしめたいというよりか抱きしめられたい。(笑)