情報収集艦プエブロ号―日本海のミステリー〈上〉
いわゆるシギントをするにあたって、飛行機は高いということなった
そして軍艦で押しかけるのも政治的にあれだということになった
そこで余剰になっていた輸送船を情報収集船に魔改造することになった
非武装船ベースとすること自体は発想としては悪くはなかった
ところが老朽化が進みすぎているわ船は小さすぎるわ
途中で予算が削られるわ、と大丈夫かいな、ということになった
機密書類の処分のシステムの乗せてもらえなかったし
機密書類の整理も許されず、大量の書類を抱えたままであった
十分な武装もさせてもらえず、使えない機銃が二つだけ
改善を求めるも官僚組織の中で消えてしまった
YRP常駐の軍曹の携帯開発秘話を思い起こす話である
しかもロランCも電離層の問題で十分な制度が出なかった
「う〜〜電波情報収集任務電波情報収集任務」
今情報を求めて全力航行している僕はアメリカ海軍の一般的な情報収集船
強いて違うところをあげるとすれば老朽船がベースってことかナー
名前はプエブロ号
そんなわけで調査海域にある北朝鮮東岸の元山沖の公海上にやって来たのだ
ふと見ると海域に二隻の北朝鮮の警備艇が迫ってきた
ウホッ!脂肪フラグ…(ハッ)
そう思っていると突然警備艇は僕の見ている目の前で機銃で銃撃しはじめたのだ…!(ジジー)
「拿捕する」