「楽楽」(宇仁田ゆみ作品集) (ジェッツコミックス)
宇仁田ファンなので、全部購入している予定の自分は、この「らくらく」と次作の「嬉嬉」は連作として読まなきゃダメですと思っています。と言う事でこの「楽々」ですけど、自分は女の子とつきあって、大事にする気持ちは一緒にいて楽しいとか気が抜けて楽(らく)だなぁという気持ちなので、今作の登場人物全員が大好きです。短編集なのに完成度が、かなり高いので普通の恋愛がしたい人たちにお奨めします。
ゼッタイドンカン
高校時代から10年続く二人の恋の話。
2008年から半年に1話のペースで描かれた「ゼッタイドンカン」全三話と、
2011年から隔月ペースの「ゼッタイドンカン(ト音記号)」全四話で構成。
(ただし各話の間にはオマケ話となっており、つまり4ヶ月に1回の本編。)
とにかく完結までに長い歳月がかかっていて、
連載を追っていたファンの方は非常にヤキモキしたことでしょう。
前半は少女漫画誌の為か、高校時代からお付き合いするまでを。
後半は大人になった二人の恋の結末が描かれます。
主人公の「瀧さん」は絶対音感の持ち主。だがピアノが下手っぴ。
それでも合唱部の伴奏を頼まれて、上手く行かずに凹んでいるところを
いつも寝てる変なクラスメイトの「中森くん」に見られて面白がられる。
「中森くん」はピアノが上手いが、いつもゲーム音楽ばかり弾く。
「瀧さん」の下手さが面白くて、家のピアノを弾かせては笑っている。
そんなこんなで「瀧さん」は友達感覚で「中森くん」の家に行っては、
ピアノの練習をしたり、笑われたりする。
やがて彼女のほのかな思いが確信に変わっていく──……
のだが、それからはこの連載のように、長い長い道のりをいくことに。
「中森くん」に薦められ、そのままピアノの調律師になった「瀧さん」の、
高校時代から続く10年の思いと焦りと、ドンカンな彼に振り回されながらも、
ゆっくりですが、着実に二人の音が合っていく様子を楽しむ一冊。
描きおろし分まで、高校時代の呼称から変わらないも良いです。
(その内変わるんだろうなぁと思いながら)
表紙は1話目しか出てこない高校時代の二人ですが、
カバーを外すと大人な二人がカラーで居たり。
またドット絵な音符の装丁もとてもいい。
嬉しいことに第3話の扉が、カラーで収録されてますが、
残念ながら(ト音記号)第2楽章のカラー扉はモノクロで収録です。
いけず。
うにの秘密基地 (AmebaBooks―スターPetシリーズ)
最初にこの本の表紙を見た時は、本当に驚きました。と言うのも、我が家で以前
飼っていた、アメショーにそっくりだったからです。
それで、思わず注文しましたが、毛の色や模様はそっくりでも、そこはやっぱり違うネコ。
毛の長さや体格は違っています。とは言え、うに君はうに君でとても可愛く、今では
すっかり夢中です。
写真とそれに添えられている文章はとても面白く、ついつい笑ってしまいますが、
うにまむさんとうに君の出会いについては、思わず自分の体験も合わせて、ついつい
泣きそうになりました。
ネコを飼っている方はもちろん、昔飼っていたという方にも、是非読んでもらいたい本です。
生食用 うに 業務用 訳あり 激安 お寿司屋さん仕様の ムラサキウニ 大きさ無選別の わけあり
味は絶品でした。大きさにバラつきがあるのは確かですが、何といっても味は最高!自宅で贅沢にウニ丼にして食べました。またお願いしようと思ってます。
うさぎドロップ 【初回限定生産版】 Blu-ray 第3巻
第3巻が本日届いたので評価する。
本編では7話の出来が良い。
以前に伏線が張られていた春子(リンと同じ年?の子を持つ大吉のいとこ)のエピソードだが、
そのセリフの選択の仕方や仕種等、7話の演出には光るものがある。
自分の子ではないリンを育てる大吉と片親となってがんばるコウキママ、それと春子の気持ちが対比となって
うさドロのテーマにおいて重要なエピソードになっている。
よくこの時間にこの内容を凝縮したなと思う。
元々マンガであるからストーリーを追うだけでは簡単に終わっていただろう。
その「間」に詰められたものが素晴らしい。
もちろん他のエピソードも良かった。
生みの親である正子がそっとリンを見る8話は7話の後だけに感じ入るものがある。
放送自体が1クールで終了しているだけに、そこに無駄は入り込めなかったのでしょう。
1話からここまで無駄が無い展開になっていて飽きません。
2011年出色のアニメであることは間違いなく、未見、未読の方にも勧められます。
追記
特典の6.5話、この第3巻にもオリジナルストーリーが付いてきた。
短い話ながら、オリジナルを観せてもらえるのはやはり嬉しい。
ささいな話なのだが、人間関係等本編を補完するだけに巻毎に積み重なっていくのは良いものだ。
BDやDVDの販売が終了しても、どこかでこのようなストーリーを観続けたいものだ。