マスターピース・シアター
2000年発売ですが、今('07)聴いても新鮮っ!当時にコレだけのクオリティを持ってしてもセールス不振…と言う悲しい事実。
とにかく音作りが面白い!
観劇しているかと錯覚するくらいアルバム一枚の流れが良い◎
一度は聞いたことのあるクラシックや名曲のサンプリングは、思わず『おっ!?』と気を取られます。
質を落とす事のないコーラスワークがまた素晴らしい!
初期の頃はファンキーなコーラスグループって印象だったけど、年を重ねて深みの増した歌声は癒しにも繋がりますねぇ。
このアルバムを最後に、オリジナルメンバーのMAXINEが脱退していますが、ブックレットに記載されている『MAXINE'S THANK YOU』は僅かに2行足らず…多くを語らず去ってしまう決意の表れだったのでしょうか。
一番好きな声だったんだけどなぁ…残念。
それにしても、《Masterpiece Theatre》=《名作劇場》…ホント、タイトルに偽りなし!!
おすすめです。
グレートレース 特別版 [DVD]
とにかく楽しい映画。トニー・カーチスは非の打ち所が無い完璧な二枚目、一方ジャック・レモンはずる賢い悪役に扮してドタバタレースが繰り広げられる。そこにウェストサイドストーリでも有名な人気女優のナタリー・ウッドが花を添える典型的な豪華コメディー映画。ジャック・レモンの卓越した演技がさえる絶品。もう30年前に見た映画だけれど未だに心に残る20世紀を代表する映画の一つ。
お熱いのがお好き (特別編) [DVD]
1959年度アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞している作品なので、
女装したトニーとジャックの衣装が、本当に凝っていますよね〜。
当時、妊娠していたというマリリン・モンローの衣装は、
セクシーであるだけではなく、少しふっくらしたマリリンの体型そのものを、
より魅力的に見せています。
中でも、彼女が劇中で歌う「I Wanna Be Loved By You」の時の衣装が、
私は一番好きです(^o^)
でも、この映画の魅力は!何といっても、トニーとジャックの掛け合い。
ボケとツッコミがある漫才のように、絶妙なタイミングでセリフを言う間合いが
何とも言えず、楽しくて〜♪
マフィアから逃げる場面は、モノクロの映像ながらもスピード感たっぷり。
マリリン・モンローの歌声や衣装を見るだけでも
女っぷりが上がりそう。
おしゃれにこだわる女性なら、ぜひぜひ!見どころ満載の作品です。
JOY DIVISION (デラックス・エディション) [DVD]
ジョイ=ディヴィジョンの元メンバーである三人のインタビューには、それぞれの際立った個性が濃厚に表れている。
屈折した性格のバーナード=サムナー、豪快なピーター=フック、温和なスティーヴン=モリス。「つきあいは殺人の刑期よりも長い」というサムナーとフックの、長年にわたる確執も所々に窺える。
「今でも、死んだイアンと、それを止められなかった自分自身に対して腹が立つ」とスティーヴン=モリスが語る、怒りと悲しみの感情が、後の二人からも共通して感じられる。三人三様の言葉と表情から滲み出るイアン=カーティスへの思いと、単純な言葉では表現しきれない三人の深い関係が、ストレートに胸を打つ。
未公開のものも含めた豊富な資料映像は、ファンにとって興味深いものであることは間違いない。しかし、それだけではなく、「ジョイ=ディヴィジョンという完璧な素材をできるだけありのまま提示したかった」と監督が語るこの映画は、観る者に生きることへの問いかけを生じさせる。