運命じゃない人 [DVD]
誰もが知る有名俳優ばかりをこれでもかと揃えた豪華キャスティング、
あるいは大名海外ロケ、時代錯誤の物量誇示、子供だましのド派手なCGやワイヤアクションのオンパレード…
洋の東西を問わず、そんなんばかりが跋扈する昨今の映画界に一石を投じた作品だと思います。
これを見て、映画というものは優れた脚本がなによりも大切なのだという至極当たり前のことに
あらためて気づかされた人(私のような素人のみならず、作るのを職業としているギョーカイの
人たちも含め)
はかなりいたのではないでしょうか。
もちろん初メガホンとは思えない絶妙な演出、随所で光るシャレた台詞も見逃せないのはいうまでもありませんが。
HARDEST NIGHT LIVE
バックがクリエイションとエディー藩だというので、竹田和夫とエディーのギターが楽しめる、という目論見で買った一枚。松田優作の歌にも興味あったし。結果、名盤だというのがわかりました。歌も演奏も渋い!熱い!優作の歌は、いわゆるヘタウマで、味わい深いしわがれ声が、とてもよい。また、竹田和夫とエディー藩のギターも予想通り、とても熱い、リキの入ったもので最高。ドラムもツインだし、ベースもフェンダージャズベらしい音でマル。予想以上のよさに、大満足です。周知のとおりもう故人なので、もうライブも映画も新作がないのは哀しいが、こういう優れた記録媒体がある限り、僕達の心の中で、彼は元気に生きていく事を、改めて実感。多くの人に聴いて欲しいです。
劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼 ディレクターズ・カット版(初回限定生産) [DVD]
『響鬼』では、シリーズが長く続いたが故に凝り固まった「仮面ライダーらしさ」が、あえて取り除かれていた。
「鬼」だから昆虫モチーフじゃないし、
悪の組織に改造人間にされたわけでもない、
必殺技に至っては音で敵を倒すという異色さ。
こりゃあ、冠がついてなきゃ「仮面ライダー」という認識を持たれまい。
だが、この劇場版『響鬼』は、紛れもない「仮面ライダー映画」だと言い切れる。
魔化魍に苦しめられている村を救うため、鬼たちは戦う。しかし、「異形」である彼等の姿に村人たちは拒絶反応を起こし、忌み嫌い、迫害する。
守るべき対象からこんなことをされては、普通は愛想を尽かしてしまうだろう。
しかし、それでも鬼たちは、戦いへと身を投じてゆく。自らを嫌悪し、追い立てた「人間」を守り、救うために。その姿の、なんと逞しく、格好いいことか!
この鬼たちの姿、ヒロイズムこそが「仮面ライダー」ではないのか? 仮面の奥底に燃える、「人間の自由と平和のために戦う」という熱きスピリットこそが、元来仮面ライダーが持っていた“らしさ”であろう。大事なのは外見ではない、中身なのだ。『響鬼』は、既成概念のデコレーションを取り払い、仮面ライダーの真なる魂を描いた作品なのだ。
仮面ライダーとは何であろうか?
バッタ(ないし昆虫)をモチーフにしている、
改造人間である、
バイクで疾走する、
必殺技は必ずキック、
、
、
、
それらの答はどれも「否」である。
仮面ライダーとは人間の味方、即ち「人間の自由と平和を守る」ヒーローだ。そしてこの劇場版は、その「仮面ライダーのあるべき姿」を描いている。
人間の自由と平和を守るために戦う、紛れもない「仮面ライダー」の姿。
それが、ここには、この『仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』には、ある。
現役女子高生グラビア 山中真由美 [DVD]
久しぶり見たら、とってもとっても可愛くなっていました。
山中姉妹のお姉さんで、クールな妹知恵ちゃんとは反対でかなりの照れやさんです。
グラビア歴は長いのにDVDの内容も新鮮です、真由美ちゃんを知らない方も是非一度見て下さい。
(実際に会っても照れやさんですよ)
これからは、グラビア以外の活躍も期待しています。
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
事例は確かに古いようですが、そのようなことは全く関係なく現在でも普通にあてはまるわかりやすいものでした。最近は建築でも工業デザインでも、わりと「シンプル」なものが多いように見えますが、「シンプル」=「何もない(少ない)」ようなことに錯覚しがちです。この本を読んで、アフォーダンスすら省いた「シンプル」が、外見だけでまかり通ってしまっている現状があることを再認識しました。
ユーザーと対象物との関係が明確にデザインされていることも、ものにとっては必要な機能なのだと思いました。この本を一通り読めば、単に「何もない(少ない)」のか、必要な機能を盛り込んだ上で本来的に「シンプル」なのか、デザインするときにも何かを選ぶときにも通用する基準が明確に持てます。