あひるのうたがきこえてくるよ。 [VHS]
椎名誠監督作品。
都会生活が嫌になった(らしい)柄本明演じる主人公が、山中のものすごい田舎の村に一人でやってきて、その村にある湖で、ひたすらカヌーに乗って釣りをする。
だが、たまたま拾ったアヒルの子供3羽の父親がわりになり、彼らと一緒に暮らして、育てることになる。
人間ドラマは結構、退屈なんだが・・。アヒルをはじめとした動物の描写が、さすがにうまく、ひきつけられる。あと、怪しい郵便配達夫役の小沢昭一がよかった。
ちなみに「カヌーといえばこの人」の野田知祐も、「カヌー犬ガク」とともに、一瞬ゲスト出演しています。
八人の湯
実用的な観点からのみ記述します。
この写真集は、多分、セミヌードにあたると思います。大人しく、
かつ大人っぽい内容かと。
露出という点では、基本は背中、肩、脚の露出までです。一部の人
達だけ、お尻と胸の谷間まで見せてます。一番おとなしいのが浅野
ゆう子さんです。ちょっともったいないです。相対的に一番露出し
ているのが、とよたさんと小島さんです。このお二人が一番ページ
数も多かったです。
第32作 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 HDリマスター版 [DVD]
「寅次郎あじさいの恋」、「寅次郎純情詩集」やリリーがヒロインのものでもそうだが、寅さんはなんだかんだ言ってもモテる。しかし、追いかけるときはまっしぐらなくせに追いかけられるといつも逃げ腰になるのが、寅さんのパターンなのだ。じれったいが、そんなところがまた寅さんの愛すべきところ。「こんな俺ではアンタを幸せには出来ない。本当に大切な人だからこそアンタには違う誰かと幸せになってほしい。」といったところか。自分の幸せより愛する人の幸せを願い喜ぶがゆえに、いざという時は相手の恋に対して突き放す態度をとってしまう寅さん。カッコいいです。男の中の男です。結末はしんみりさせられるものの、しかし、笑いも盛り沢山。中期の作品の中では、断トツに笑いもグッド!何しろ寅さんがお坊さんで大活躍!お勧めです!
みなまたの木
国や県や行政が50年以上も見て見ぬふりをしてきた「水俣病患者とその家族の壮絶な闘い」の、悲しみと怒りを、作者自らの痛みとして黒い鉛筆一色で描かれた絵本です。豊かな母なる水俣の海は、チッソという名の恐ろしい怪物で汚され、人々を凄惨な苦痛の世界に沈めて、末梢神経にいたるまで自由を奪ってしまったが、極限状況を超えて万華鏡のような輝きを放つ命の美しさを、黒い鉛筆で描かれた画から感じる事が出来ます。大人も子供も読んで欲しい。今、放射性汚染で町や村や家を追われた無辜の民の力強さが、必ず復興に導き穏やかな暮らしに戻れる日を信じています。