ニューオリンズに住むフランス系の富豪(マルコム・マクダウェル)の財産の投資信託の話をまとめる為､現地に飛んだ主人公｡

この仕事をまとめればボスからビジネスパートナーになることを約束させられている｡

ところが､富豪は「よく知った相手でないと仕事しない」とずるずると滞在を伸ばさせ､富豪の若妻は彼のことを誘う｡

不遇な環境におかれる彼女との官能のひと時に溺れた彼はいつしか本気になり､彼女を連れ出そうとするが・・・｡

結論から言えば､田舎で愉しみはないが､それなりにその土地の名士である上流階級達の遊びにつき合わされた男の悲劇の物語｡

しかし､一時の苦い経験と思えば､都会に戻った彼には約束どおり昇進が待っているサクセスストーリー｡

彼と同じ境遇にある若いトレーダーが次の獲物に､ということを予感させ､『ナインハーフ4』も作れそうな感じで終わります｡

でも､実質『ナインハーフ』､『ナインハーフ2』とはつながりはありません｡

ＡＯＲファンの方は是非お試しあれ。ＬＡの有名ミュージシャンが多数参加してます。Ｓ・ルカサーとのデュエットなんかもあったりして、結構楽しめます。ただのアイドル・ポップと侮る無かれ。先入観を持たずに聴いてみて。

映画公開当時は、あまりに子供で分からなかったけど、大人になった今、とても観たい映画です。
都会で暮らす大人のカップルが、どんなに寄り添っても孤独で切ない…キム・ベイシンガーがセクシーなのに、ものすごく無邪気でもろくてかわいいです。
映像の美しく官能的な場面の連続もさることながら、音楽もすてきですよ。

ジョンとエリザベスの様々なエロティックな行為は、独特の雰囲気に満ち溢れていた。誘う男、どうしようもなくそれに惹かれていく女。場所、光のさし具合、洋服のデザインや色などなど、全てが２人の行為を美しくみせるために完璧な設定となっていた。行為そのものにインパクトもあった。
彼の行為に新鮮さを感じているうちは、彼女自身もそれを楽しんでいたのは確か。しかし彼女が彼の望む行為に、屈辱感や非人間性を感じ始めたとき、彼女にとって男の行為は愛の行為ではなくなった。エリザベスには、忘れがたい美しき日々の存在は否定できず、別れの決断はセツナイものとなっている。
解る！その気持ち。
キムが「出演を非常に後悔している作品」と腹立たしげにどこかで言っていたのを聞いたことがある。ヨーロッパには役柄を素のキムと同列視している人が結構いるそうな。さもありなん。

まだ発売されていないので、画質等に関しては言及できませんが、
掲載情報だけで言える部分だと、やはり安原ミッキー吹替えが
収録されるという点！　よっぽどの大作か最近の作品ならいざしらず、
こんな八十年代映画の吹替えに尽力してくださるメーカー様に感謝します！！

この映画に関してではないのですが、今後もし「エンゼルハート」
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」等がBD化される際には、
是非、安原ミッキー吹替え収録を実現してもらえればうれしい限りです。