評価の高い演奏だと思いますが、画像はいいとは言えません。野外劇場のため、強風の影響もあり、風の音、風にはためく衣装の音なども耳につきます。演奏にもカットがあります。私のとっても好きな部分がなくて、残念でした。でも、いろいろな演奏を聴きたい方や、ニルソン、ヴィッカーズ、ベームのファンの方には見逃せないディスクかもしれません。抽象的な舞台はとっても興味深いのですが、映像が十分に伝えていると言えないのも残念です。

ＣＤ２枚分のワーグナー管弦楽曲集からパルジファルの第１幕＆第３幕の前奏曲を除いた全曲が収録されています。特に、オケの各パートが良く鳴って堂々とした演奏を展開しています。また、ベルリンフィルの技術力の高さが聴き取れます。１９６０〜７０年代のカラヤンとベルリンフィルの演奏には余り当たり外れが少ないと思いますが、この管弦楽曲集も例外ではないと思います。カラヤンがオケを牽引し集中力の高い演奏を繰り広げているのが聴き取れます。音質もＣＤに比べて解像度が上がったのと潤いのある音に蘇りました。強奏時の音の濁りもなく、充実した豊かな響きが再現されています。

上下二巻で、サイズが大きすぎることがないので手に取りやすい。
活字は若干小さめではあるが、辞書ほど小さいことはない。
対訳でみやすい。ワーグナーのほとんどの作品が載っているのも
良い。どうして、今まで、こういう本がなかったのだろう。
オペラのCDやDVDも輸入盤を購入することが多いので、
ヴェルディやモーツァルトなどについても、こういう対訳本が
れば便利だ。
外箱が窮屈で出し入れしにくいのが難点。これは外箱の制作上の
ミスであろう。
これのおかげで、他の対訳書をブックオフに処分できる。

１０月の新国での公演の予習として聴きました。とても参考になりました。ワーグナーのオペラの奥深さを感じました。

ワグナーは演奏によっては重く暗くてあまり好きでなかったが、この演奏は暗さを感じさせなくて好きだ。