さるとびエッちゃん(1)
想像してみてください。この時代にこれだけのパーマネンタルな価値観を表現した作品がありましょうか。 若者よ! 貴君が同じ年ならばいかなる表現ができたか、できるか、石ノ森章太郎恐るべし。
TVサイズ!テレビまんが主題歌のあゆみ(1)
偽物呼ばわりは、自分の無知を自覚してない単なる中傷です。アニメの主題歌をレコードで聞けば、実際使われている物より長く、効果音も入っていないとわかるのですから、「テレビサイズ」と表記されていれば、実際使用されていたバージョンだとわかる筈です。効果音やナレーションが入ってた方が嬉しいけど、純粋にオリジナル音源を使用したなら、効果音は入りません。提供番組名は、権利問題が絡むから難しいようだし。なんかねー、自分が無知なだけなのに、不当に貶める人が結構いるのが悲しいです。私は懐かしく、楽しく聴きました。
さるとびエッちゃんDVD-BOX
今見ても驚くほど安定した作画、フィルムの状態も良好、長年しずかちゃんワカメちゃんの声として慣れ親しんだ「野村道子」の本当に若い時分のかわいい声、石森章太郎の少女まんがでは一番のヒット作でもあるエッちゃん、この現代版ざしきわらしのような少女が「魔女っ子アニメ」のカテゴリーの下、なんとも自由きままなファンタジーとリアルな社会派の空気の中を飛び回る姿には後年の「おジャ魔女どれみ」シリーズの源流を見ることが出来る、(どれみのシリーズ構成担当の山田氏が師と仰ぐ雪室氏が本作の脚本に参加しているのも偶然ではあるまい、)惜しむべきは放映の途中打ち切りにより、最終回が制作されていない事、またパイロットフィルムおよびTV未放映話数のフィルムの所在が明らかでない事、(東映を飛び出す直前の宮○駿氏が最後に担当したというシーンの気のはいってないやっつけ仕事ぶりも残念、あそこは作品を作る場所じゃ無い、と言って抜け出した彼が最後の最後に作品としての取り組みをしなかった事が後年彼が大成しても常に識者には馬脚を現すことの原因ではないだろうか?)
このまま「幻」になってしまうにはあまりにも惜しい、
エッちゃん、いつかきっと「エヘっ帰ってキタダヨ!」ってその可愛らしい姿を見せておくれ。
このまま「幻」になってしまうにはあまりにも惜しい、
エッちゃん、いつかきっと「エヘっ帰ってキタダヨ!」ってその可愛らしい姿を見せておくれ。