丹下左膳餘話 百萬両の壺 [DVD] COS-032
日中戦争で29歳の若さで戦死した伝説の監督・山中貞雄。隻腕・隻眼という異色キャラクターの丹下左膳。(中々、今のメディア事情では取扱い難いキャラになってしまっただけに、2004年のリメイクでは関係者も苦労したであろう。)
名前ばかりが有名で中々手軽に楽しむ機会が限られた山中・丹下左膳は、てっきり重厚な勧善懲悪時代劇かと思いきや、落語を題材にした人情ホームコメディーであったのに驚いた。原作者に抗議を受けた程、当時としても斬新な解釈だったらしい。ポップな作風なので、今の時代に見ても違和感が全くない。
この作品のように博物館にフィルムが入っているような貴重な作品が、著作権切れのため廉価版で手頃に楽しめるようになった。こういう企画のおかげで黄金時代の邦画作品へのアクセスが劇的に容易になったのは喜ばしい。映画ビジネスとして一つの新たな流れになってほしいと願います。
名前ばかりが有名で中々手軽に楽しむ機会が限られた山中・丹下左膳は、てっきり重厚な勧善懲悪時代劇かと思いきや、落語を題材にした人情ホームコメディーであったのに驚いた。原作者に抗議を受けた程、当時としても斬新な解釈だったらしい。ポップな作風なので、今の時代に見ても違和感が全くない。
この作品のように博物館にフィルムが入っているような貴重な作品が、著作権切れのため廉価版で手頃に楽しめるようになった。こういう企画のおかげで黄金時代の邦画作品へのアクセスが劇的に容易になったのは喜ばしい。映画ビジネスとして一つの新たな流れになってほしいと願います。
デビルサバイバー2 特典 伊藤賢治★アトラスサウンドチーム★スペシャルサウンドトラック(仮称)付き
前作がかなり面白かったので期待して購入。前作は封鎖された山手線内でのサバイバルだったのが今回は世界の危機に直面してのサバイバル。
とはいえ主人公勢は早期に政府の機関に協力することになるので衣食住を保障されているし、キャラクターのギャグやご当地ネタのせいもあって危機感が全くない。一つのゲームとしてみるのならともかく、アトラスが出した女神系列の作品と考えるとアトラスらしくない、ライトユーザー向けな感じです。正直なところ、悪魔の数が増えたのは嬉しいがそのほかの部分が面白みに欠ける。
終盤は主義主張の違う人間が衝突する女神転生伝統の流れ。けれど条件を満たしていればあっさり仲間になるのは違和感……もともと危機感があまり感じられなかったせいで、自分には仲良しグループが喧嘩しているようにしか見えなかった。前作はケイスケ、カイドーが回避できるとはいえマジな殺し合いを繰り広げたり、衣食住に対する執着が凄まじかった。衣食足りて礼節を知るということわざがあるが、主人公たちは文字通り、食い物があるから一般人より落ち着いてたと思う。というか表情パターンが少ない気がする……。
舞台を広げ過ぎて、無印をプレイした自分には細部に違和感を感じさせる作品です。
デビサバ2を単体の作品としてみれば☆4つ アトラスの続編としてみれば☆2つ。間をとって☆3つにさせてもらいます。
とはいえ主人公勢は早期に政府の機関に協力することになるので衣食住を保障されているし、キャラクターのギャグやご当地ネタのせいもあって危機感が全くない。一つのゲームとしてみるのならともかく、アトラスが出した女神系列の作品と考えるとアトラスらしくない、ライトユーザー向けな感じです。正直なところ、悪魔の数が増えたのは嬉しいがそのほかの部分が面白みに欠ける。
終盤は主義主張の違う人間が衝突する女神転生伝統の流れ。けれど条件を満たしていればあっさり仲間になるのは違和感……もともと危機感があまり感じられなかったせいで、自分には仲良しグループが喧嘩しているようにしか見えなかった。前作はケイスケ、カイドーが回避できるとはいえマジな殺し合いを繰り広げたり、衣食住に対する執着が凄まじかった。衣食足りて礼節を知るということわざがあるが、主人公たちは文字通り、食い物があるから一般人より落ち着いてたと思う。というか表情パターンが少ない気がする……。
舞台を広げ過ぎて、無印をプレイした自分には細部に違和感を感じさせる作品です。
デビサバ2を単体の作品としてみれば☆4つ アトラスの続編としてみれば☆2つ。間をとって☆3つにさせてもらいます。
ひぐらしのなく頃に 鬼曝し編(1) カドカワコミックスAエース (角川コミックス・エース)
「ひぐらしのなく頃に」のアナザーストーリーをコミカライズ。原作者・竜騎士07氏がちゃんとシナリオを書き起こしているようで、本編のイメージを崩すことなく楽しめる内容になっていると思います。
舞台となる場所や時間の設定が、確かに「本編」では"決して扱えない"状況で設定されていますので「外伝」としての存在理由は充分にあるといえますね。
主人公は「公由夏美」、原作ファンならこの"苗字"だけでも充分に興味をそそられると言えるでしょう。
作画担当者・鬼頭えん氏の絵柄は、既刊となっている他編の絵柄に比べても技術的に何ら劣るものではなく、オリジナルキャラがメインでありながら、原作ともよく馴染むデザインを心掛けられているようでなかなか好印象でした。原作が主に「萌え」×「惨劇」のコラボレーションであるのに対して「少女漫画」×「惨劇」といったイメージを受けましたが、それほど違和感を感じると言うほどでもありませんでしたね。「前原圭一」や「北条悟史」とはまた違った印象の「藤堂暁」というナイト役を生み出した点も評価できると思います。
ただこの作品、あとがきにもあるように「ひぐらし」の世界観を全く知らない方でも充分に楽しめる内容となっていますが、逆に原作を「皆殺し編」まで全て体験しているコアファンにとっては、かなり先読みが出来てしまう内容とも言えます。まだ完結していない段階でこういうのもなんですが、ここまでは「違和感」は無い代わりに「意外性」も無いと言う印象ですね。「公由」という苗字に対する掘り下げも今のところはまだまだ浅いと感じられます。今後は本編との絡みにも期待したいところです。
他の編に比べると物語の展開のスピーディさは好印象なので、今後どんな結末が待っているのか、更なる「惨劇」に期待はできると思います。
舞台となる場所や時間の設定が、確かに「本編」では"決して扱えない"状況で設定されていますので「外伝」としての存在理由は充分にあるといえますね。
主人公は「公由夏美」、原作ファンならこの"苗字"だけでも充分に興味をそそられると言えるでしょう。
作画担当者・鬼頭えん氏の絵柄は、既刊となっている他編の絵柄に比べても技術的に何ら劣るものではなく、オリジナルキャラがメインでありながら、原作ともよく馴染むデザインを心掛けられているようでなかなか好印象でした。原作が主に「萌え」×「惨劇」のコラボレーションであるのに対して「少女漫画」×「惨劇」といったイメージを受けましたが、それほど違和感を感じると言うほどでもありませんでしたね。「前原圭一」や「北条悟史」とはまた違った印象の「藤堂暁」というナイト役を生み出した点も評価できると思います。
ただこの作品、あとがきにもあるように「ひぐらし」の世界観を全く知らない方でも充分に楽しめる内容となっていますが、逆に原作を「皆殺し編」まで全て体験しているコアファンにとっては、かなり先読みが出来てしまう内容とも言えます。まだ完結していない段階でこういうのもなんですが、ここまでは「違和感」は無い代わりに「意外性」も無いと言う印象ですね。「公由」という苗字に対する掘り下げも今のところはまだまだ浅いと感じられます。今後は本編との絡みにも期待したいところです。
他の編に比べると物語の展開のスピーディさは好印象なので、今後どんな結末が待っているのか、更なる「惨劇」に期待はできると思います。
トリック 堤幸彦演出研究序説 [DVD]
正直、トリックのメイキングをメインで観たかった
講義?の部分も普通に「へ-」と思う映像の知識もあってちょっと面白かった
あと矢島さんですね
酷評されるほどのものではないかな?ぐらいです
ファンなら楽しめる
でも繰り返し観たいものではないので、レンタルにもあったのでレンタルで良いです
講義?の部分も普通に「へ-」と思う映像の知識もあってちょっと面白かった
あと矢島さんですね
酷評されるほどのものではないかな?ぐらいです
ファンなら楽しめる
でも繰り返し観たいものではないので、レンタルにもあったのでレンタルで良いです
デビルサバイバー2(特典なし)
個人的に、歳をとっても楽しみにしている数少ないゲームの続編、遂に出ました!
お話や設定はもちろん前作と似た部分は多いのですが、より情報化社会を意識した設定、
キャラクターデザインも大変魅力的です。明るいけどスカしてもいない、共感できる人物達。
ちょっとエッチな小悪魔的魅力が増していて・・私はこっちのほうが好みかも(^^)
音楽は前作がロックテイストの強いカッコイイものでしたが、今回はかなりPOPに広がりを
持たせている気がします。
(個人的には、初めて触れる方はこの通常版でいいと思います。。ニカイアのナビゲーター絵が描かれた
ケースで純粋に「CD」が付属するだけのものです。)
本シリーズの魅力は、
・時間が絡み展開や仲間が変化するイベント分岐の豊富さ。
(この関係で、セーブスロットが3つになったのが嬉しい!)
・シミュレーション戦闘における属性とスキルの重要性。
だと思うのですが、多少拡張されてもしっかりと継承されている印象です。
(良くも悪くもシステム上、前作の感覚とほとんど差はありません)
前作もそうでしたが、ペナルティのないトレーニングがあるのでどのような人でも
必ず努力が報われる、クリアできると思われるところがいいところですが、
かといって「ヌル過ぎる」わけではなく、ある程度レベルを上げても属性やスキルを
全く考慮しないと、あっという間に惨敗してしまい逆に使いこなすととても爽快な
システムが人気の秘訣かな、と思います。常に考えを巡らす感覚が楽しいですね。
仲魔のレベルアップ、スキル継承によるそれまでからの「別れ」ではなく愛着ある「進化」、
スキルセットを組み合わせてパーティー毎にカラーを出したり・・やはり楽しい。
相変わらずチュートリアルが大変良く出来ているので、全くの初心者の方にもおススメできます。
合成、カスタマイズ、こだわりの余地が沢山。なのにストレスがない素晴らしいゲーム。
まだ最後までクリアしておらず、ある程度システムを使いこなせるところまで
進んだ時点での感想になります。まだ3時間ちょっとでしょうか。
仲魔や仲間やテキストの数、前作よりかなりボリュームが増しているようなのでじっくり堪能したいです。
気付いた点などがあれば、また追記していきたいと思います。
お話や設定はもちろん前作と似た部分は多いのですが、より情報化社会を意識した設定、
キャラクターデザインも大変魅力的です。明るいけどスカしてもいない、共感できる人物達。
ちょっとエッチな小悪魔的魅力が増していて・・私はこっちのほうが好みかも(^^)
音楽は前作がロックテイストの強いカッコイイものでしたが、今回はかなりPOPに広がりを
持たせている気がします。
(個人的には、初めて触れる方はこの通常版でいいと思います。。ニカイアのナビゲーター絵が描かれた
ケースで純粋に「CD」が付属するだけのものです。)
本シリーズの魅力は、
・時間が絡み展開や仲間が変化するイベント分岐の豊富さ。
(この関係で、セーブスロットが3つになったのが嬉しい!)
・シミュレーション戦闘における属性とスキルの重要性。
だと思うのですが、多少拡張されてもしっかりと継承されている印象です。
(良くも悪くもシステム上、前作の感覚とほとんど差はありません)
前作もそうでしたが、ペナルティのないトレーニングがあるのでどのような人でも
必ず努力が報われる、クリアできると思われるところがいいところですが、
かといって「ヌル過ぎる」わけではなく、ある程度レベルを上げても属性やスキルを
全く考慮しないと、あっという間に惨敗してしまい逆に使いこなすととても爽快な
システムが人気の秘訣かな、と思います。常に考えを巡らす感覚が楽しいですね。
仲魔のレベルアップ、スキル継承によるそれまでからの「別れ」ではなく愛着ある「進化」、
スキルセットを組み合わせてパーティー毎にカラーを出したり・・やはり楽しい。
相変わらずチュートリアルが大変良く出来ているので、全くの初心者の方にもおススメできます。
合成、カスタマイズ、こだわりの余地が沢山。なのにストレスがない素晴らしいゲーム。
まだ最後までクリアしておらず、ある程度システムを使いこなせるところまで
進んだ時点での感想になります。まだ3時間ちょっとでしょうか。
仲魔や仲間やテキストの数、前作よりかなりボリュームが増しているようなのでじっくり堪能したいです。
気付いた点などがあれば、また追記していきたいと思います。