テルミン【日本語吹替版】 [VHS]
視る前は『ビューティフル・マインド』や『エド・ウッド』のような、俳優が主人公の生涯を演ずる伝記映画かと思っていたが、視てみるとまるでヒストリーチャンネルか、NHK教育テレビでやるような、関係者へのインタビューや昔の映像で構成された純粋ドキュメンタリー映画。この「吹替版」はなおさらテレビ番組の雰囲気が強い。
でも、1990年代の製作で演出は現代的で映像も美しく、ドキュメンタリー映画としては秀逸な部類。元々、テルミンという人物にも楽器についても全く知らなかったのだが、先日読んだ菊池誠『科学と神秘のあいだ』という本に、テルミンに関する記述があり、このビデオも視る気になった。
映画の後半まで、存命中であった晩年のテルミン博士本人を登場させない演出は効果的。テルミン演奏家のクララさんの若い頃は黒髪小柄のかわいいタイプで日本人受けもしそうだ。
ラストのテルミン博士とクララさんとの再会シーンは静かな感動を呼ぶ。でも最も心に残ったセリフは、テルミン博士が、ロシアを訪問中のクララさんに語った「君のことを思っているよ。でも現実の君じゃなく、夢の中の君なんだ。あの時代は私の中では夢のような時代だった。」
でも、1990年代の製作で演出は現代的で映像も美しく、ドキュメンタリー映画としては秀逸な部類。元々、テルミンという人物にも楽器についても全く知らなかったのだが、先日読んだ菊池誠『科学と神秘のあいだ』という本に、テルミンに関する記述があり、このビデオも視る気になった。
映画の後半まで、存命中であった晩年のテルミン博士本人を登場させない演出は効果的。テルミン演奏家のクララさんの若い頃は黒髪小柄のかわいいタイプで日本人受けもしそうだ。
ラストのテルミン博士とクララさんとの再会シーンは静かな感動を呼ぶ。でも最も心に残ったセリフは、テルミン博士が、ロシアを訪問中のクララさんに語った「君のことを思っているよ。でも現実の君じゃなく、夢の中の君なんだ。あの時代は私の中では夢のような時代だった。」
アイ・ジャスト・ワズント・メイド・フォー・ジーズ・タイムス~ノット・メイド・ディーズ・タイムス~ [VHS]
父親によるスパルタ式の音楽教育の中で
暴力によって聴力を半分失いつつ、
音楽的な才能に目覚め、兄弟やいとこを結成した
バンドを全米1の人気ポップ・グループに育て上げる。
クリエーティブな部分をほとんど1人で担ったあげく
ビートルズと対峙して、たった1人でビートルズを超える作品を作り上げようと
悪戦苦闘した結果、
あまりのプレッシャーに精神の安定を失い、
味方であるはずのバンドのメンバー(いとこ)から悪し様に扱われ、
一時はほとんど廃人状態になる。
その絶望の淵から
救い出してくれたはずの精神科医は
ミュージシャン気取りで、
復活して作り上げたソロ作品のプロデューサーを名乗り、
さらには作品も「共作」扱いにしろと要求し始める。
また、精神のバランスを失い、音楽的な沈黙は続く。
そんなブライアンがようやく、
パートナーに巡り合い、
本当の復活への長い道を歩き始める。まさに、その瞬間を記録した映像作品。
まだまだ本当の復活への道は長いけれど、
ここから現在のブライアンが始まった。ブライアンのファンは必見です。
暴力によって聴力を半分失いつつ、
音楽的な才能に目覚め、兄弟やいとこを結成した
バンドを全米1の人気ポップ・グループに育て上げる。
クリエーティブな部分をほとんど1人で担ったあげく
ビートルズと対峙して、たった1人でビートルズを超える作品を作り上げようと
悪戦苦闘した結果、
あまりのプレッシャーに精神の安定を失い、
味方であるはずのバンドのメンバー(いとこ)から悪し様に扱われ、
一時はほとんど廃人状態になる。
その絶望の淵から
救い出してくれたはずの精神科医は
ミュージシャン気取りで、
復活して作り上げたソロ作品のプロデューサーを名乗り、
さらには作品も「共作」扱いにしろと要求し始める。
また、精神のバランスを失い、音楽的な沈黙は続く。
そんなブライアンがようやく、
パートナーに巡り合い、
本当の復活への長い道を歩き始める。まさに、その瞬間を記録した映像作品。
まだまだ本当の復活への道は長いけれど、
ここから現在のブライアンが始まった。ブライアンのファンは必見です。
ブライアン・ウィルソン ソングライター ~ザ・ビーチ・ボーイズの光と影~ [DVD]
次々に制作されている音楽ドキュメンタリーものの波に乗って、本作もまさかの劇場公開。ブライアン本人、そしていつも悪役扱いされてしまうマイク・ラヴも出てこないけど、関係者・ヒット曲総登場、あの時代をおさらいするには最適、まさに圧巻の3時間超でした。映像特典のラスト、元マネジャーさんのお話が泣かせてくれます。「駄目な僕物語」のパート2発売も楽しみです!
メディア・セックス (集英社文庫)
単行本で発刊された頃に読みました。
最初はこんなことがあるのかと単純に感心しましたが、その後サブリミナルが如何に効果がないかということがしっかりと実証されていることを知り、日常に潜む恐怖、のような一種のエンターテイメント以上のものではないことを知りました。
トンデモ本の一種です。
最初はこんなことがあるのかと単純に感心しましたが、その後サブリミナルが如何に効果がないかということがしっかりと実証されていることを知り、日常に潜む恐怖、のような一種のエンターテイメント以上のものではないことを知りました。
トンデモ本の一種です。