オレンジ・アンド・タール
朝日新聞連載時にも読んだがもう一度読み直すとまた違った感動を覚えた。この本は朝日新聞に載った小説が前半におかれ、同じ事件を別の人物を主人公にして描いた小説が後半に収められている。さながらバルザックの小説作法を真似ているようでもある。個人的には後半の作品のほうが素晴らしい。前半も後半も、世間に違和感を覚える若者の物語だが前半が新聞連載のためどこか当たり障りのない感じを受けるのに対し、後半は違和感を覚えながらも結局大人社会に適応していく若者や、その反対に自殺や犯罪に進む若者というよくある話に陥ることなく、それぞれに自分の道を模索する現代の、そして近い将来の若者を描いている。その大人から判断された彼らの姿と、彼らが心に秘める冷静さや優しさとの対照は、読み終えたあと私の心をしめつけてやまなかった。
オレンジ・アンド・タール (光文社文庫)
オードリーの若林さんおすすめということで読みました。
十代の頃とかに読んでいたら、もっと惹き付けられるものがあったかなぁと思いますが、母親になった今ではそこまで…。
前半のカズキ目線で登場するトモロウは、「自分というものをもっと突き詰めて考えてみろよ」みたいなカッコいいことを言っていて素敵だったのに、後半のトモロウ目線のお話では、どうにも思考がガキっぽくてがっかりでした。
お前に「自分」のこと、どうこう言えるのかよ?とか思ってしまって、なんか冷めちゃったなぁ。
まぁ、まだ23歳なんだから仕方ないのかもしれないけど…。
うーん、わたしは前半のカズキ目線のが好きですね。
あと、スケボーの専門用語が多すぎて、どういう状態かイマイチ想像しにくかったです。
十代の頃とかに読んでいたら、もっと惹き付けられるものがあったかなぁと思いますが、母親になった今ではそこまで…。
前半のカズキ目線で登場するトモロウは、「自分というものをもっと突き詰めて考えてみろよ」みたいなカッコいいことを言っていて素敵だったのに、後半のトモロウ目線のお話では、どうにも思考がガキっぽくてがっかりでした。
お前に「自分」のこと、どうこう言えるのかよ?とか思ってしまって、なんか冷めちゃったなぁ。
まぁ、まだ23歳なんだから仕方ないのかもしれないけど…。
うーん、わたしは前半のカズキ目線のが好きですね。
あと、スケボーの専門用語が多すぎて、どういう状態かイマイチ想像しにくかったです。