クレアは車のＣＭにも使われ、聴いた事のある人も多いのではないでしょうか？
ちょっとコミカル？でノリの良い曲。
Out Of The Question
が個人的にお勧めです。

遂にO'sullivanのライヴDVDが発売されました（しかもCD付き！）映像作品としては93年の「Live In Japan」以来実に12年ぶりになります。私は昨年行われたこのライヴに行きましたが、改めて見てオサリバンの若さに驚きました！とても57歳には見えない元気の良さです（12年前とちっとも変わってないんですよ！）最近はヨーロッパで数多くツアーを行ってることもあり、以前よりも数段上手くなっている感じがします。また今ツアーからバンドに新加入したJulian Greavesのハーモニカが良い味だしてます！「Alone Again」「Clair」「We Will」「Make My Day」「What Could Be Nicer」等良い曲ばかりです！！絶対に買いです。

本作品には「Tomorrow　Today」「Alone　Again」「What's　In　A　Kiss」の珠玉の３作品が収録されており、「これはっ、、、！」と思い、購入したのですが、残念ながら「What's　In　A　Kiss」がオリジナルバージョンで、自分の求めていたAlternate　Versionではありませんでした。あのギターカッテイングが欲しかったのに、、と結局はその後に出たベスト　Ｕｌｔｉｍａｔｅ　Collection（２０１２）を買うはめに。でもでも、本作品が最も誠意を感じられるベスト盤でしょうか。というわけで星４つです。

「アローン・アゲイン」は、奇跡の名曲だ。なんということもないイントロから、さりげないメロディーが次から次にこぼれ落ちてくる。展開部も大げさなものは何も無く、自然に元に収まる。それでいて心に残る充実した静かな感動。歌詞など読まなくても、表現されている世界観のようなものは十分に伝わってくる。よくできた音楽というのはそういうものだ。もし世の中に「完璧な音楽」があるとすれば、この曲は間違いなくその一曲に数え上げられるだろう。

この一曲目あてでも十分に元は取れるだろうが、しかし他の楽曲にも耳を傾けてみれば、「アローン・アゲイン」ほどの完璧さは無いにせよ、滋味あふれる良質な曲の中にギルバート・オサリバン独特の世界が見えてくるはず。ポール・マッカートニーがリスペクトするほどの才能。だがやはり、アイルランドの歴史に裏打ちされた世界。ポールとは全く別個の才能がここにある。「アローン・アゲイン」をきっかけにその奥深い世界に触れることができたなら、それは人生を少し豊かにできたことになるかも知れない。