読んでて共感しました☆４０代になると子育ては一段落しますが
老親を兄弟間でどうするか？揉め事が多くなりストレスフルに
なってきますよね。そんな自分の時間がなくなって、いつも人の
ために動いてる日常が繰り返されて私ってナニ？って感じて
ウツになっていく人は多いと思います。そこで人それぞれ夢中に
なれる人がいると救われる〜この本ではそれがジュリーなんですね
私は違う人が心のアイドルですけど思う気持ちは一緒なんで
とても頷けることが多くて嬉しくなりました
皆大変だけど夢中になれる人やモノがあるだけ幸せかもしれない！
と思って更年期を乗り切りたい。それに夢中なことをしてると
更年期も軽く過ぎていくらしいですネ

２８歳の美結。４５歳の里佳子。「『夢』というのは『ありえない』と同義語」感覚の美結と、「バブルど真ん中」世代の里佳子は互いに相手にムカつが、スルーも出来ない。
結婚と仕事を通して、２人の流儀の対比が面白く、爽快感がありました。
「よしっ。平さんはこっちが期待してる事を裏切らないなあ」と思える１冊でした。
バブル世代が１枚上手？と思わせる部分が引っ掛かる方もいるかも知れませんが、その辺は「不景気世代より、少なくとも人生経験はバブル世代の方が長いんだから、そこんとこは年長者たてといて」って感じですｗ

テンポの速いウイットに富んだ文章で、一気に読みました。久々に痛快な短編でした。これが処女作品という作家の将来を期待しています。