虚像の政商(上) (新潮文庫)
村上ファンドとオリックスの繋がりなど、しらなかった事が、色々と話の中に、出てきて、、興味深くスラスラとよめた、下巻は、迫力たっぷり面白い、やはり著者は、ただの経済小説には終わらせない。
生命燃ゆ 妻よ娘よ、わが人生に悔いなし [DVD]
1992年、一般人を招いて劇場の大スクリーンで無料試写会を開催した作品。
当時、豪華なパンフレットも無料で鑑賞者全員に配布していました。今、私にとって貴重な宝物です。
『生命燃ゆ』は、テレビの枠を超え、映画として作られたようなスケールの大きさと感動の人間ドラマが描かれています。
これまでの石原プロ制作テレビ映画全作品の中で本作は『さよなら西部警察 大門死す、男たちよ永遠に』と同様、
キャスト、スタッフの強い意気込みが感じられる突出した完成度の作品です。
石原プロは、亡き石原裕次郎さんの意志を継いで映画を製作しようと頑張ってこられましたが、
現段階では実現していません。
でも私は、テレビ映画の『生命燃ゆ』こそ、石原裕次郎の意志を継いだ映画だと思っています。
本作を未見の石原プロファンは勿論、ファン以外の方にもお薦めの作品です。
DVDの発売日、楽しみに待っています。
当時、豪華なパンフレットも無料で鑑賞者全員に配布していました。今、私にとって貴重な宝物です。
『生命燃ゆ』は、テレビの枠を超え、映画として作られたようなスケールの大きさと感動の人間ドラマが描かれています。
これまでの石原プロ制作テレビ映画全作品の中で本作は『さよなら西部警察 大門死す、男たちよ永遠に』と同様、
キャスト、スタッフの強い意気込みが感じられる突出した完成度の作品です。
石原プロは、亡き石原裕次郎さんの意志を継いで映画を製作しようと頑張ってこられましたが、
現段階では実現していません。
でも私は、テレビ映画の『生命燃ゆ』こそ、石原裕次郎の意志を継いだ映画だと思っています。
本作を未見の石原プロファンは勿論、ファン以外の方にもお薦めの作品です。
DVDの発売日、楽しみに待っています。
不撓不屈 [DVD]
会計の世界というのは地味と言いますか、企業経営の中では縁の下の力持ちですが、その大切さは経営の経験のある方は十分ご承知だと思います。
この映画は、TKCの創設者飯塚毅氏の俗に言う「飯塚事件」を描いています。税理士が国税局という国家権力の恨みを買い弾圧を受けます。飯塚氏が職業に忠実でありすぎたため、役人以上の知識を深め、間違いを正したことに由来します。この事件は1960年代高度成長期を前に起きます。飯塚氏は中小企業が割を食わないように新たな節税方法を考え出し顧客に教えていたのですがそこを狙われます。国家権力を背景にした人物から怨恨によって追い詰められてゆく民間人の姿がそこにあります。恐らく似たようなことは今もあるのでしょう。「不撓不屈」の精神で信念を貫く飯塚氏の姿は神々しくもあります。飯塚氏を演じる滝田栄さん、奥さんの松坂慶子さんが素晴らしかったです。原作は高杉良氏。日本人の心に大切なものを思い出させてくれる映画です。是非ご覧下さい。
この映画は、TKCの創設者飯塚毅氏の俗に言う「飯塚事件」を描いています。税理士が国税局という国家権力の恨みを買い弾圧を受けます。飯塚氏が職業に忠実でありすぎたため、役人以上の知識を深め、間違いを正したことに由来します。この事件は1960年代高度成長期を前に起きます。飯塚氏は中小企業が割を食わないように新たな節税方法を考え出し顧客に教えていたのですがそこを狙われます。国家権力を背景にした人物から怨恨によって追い詰められてゆく民間人の姿がそこにあります。恐らく似たようなことは今もあるのでしょう。「不撓不屈」の精神で信念を貫く飯塚氏の姿は神々しくもあります。飯塚氏を演じる滝田栄さん、奥さんの松坂慶子さんが素晴らしかったです。原作は高杉良氏。日本人の心に大切なものを思い出させてくれる映画です。是非ご覧下さい。
虚像の政商(下) (新潮文庫)
上巻よりテンポよく、何とかおしまいまで読み通せた。作中にも出てくる「李下に冠を正さず」という故事の意味するところがポイントで、加藤愛一郎(宮内)が規制緩和推進委員会の委員長という立場を使い、ワールドファイナンス(オリックス)の業容拡大にいいようにビジネスを誘導していったという展開は、話半分としても、確かにやり過ぎだと思った。「政商」の「政商」たるゆえんかもしれないが。
とくに日本郵政の「かんぽの宿」事業譲渡のたくらみが、ときの鳥海(鳩山)総務相の横やりでつぶれたバックに、策士・加藤愛一郎自身のあんな裏の手があった、という作中の「憶測」にはぐったりした。たぶんやりかねない、といったところだろうが。なお、蛇足になるが、読み物として、文庫上下で1000頁を超えたのは、いささか長過ぎると思う。
とくに日本郵政の「かんぽの宿」事業譲渡のたくらみが、ときの鳥海(鳩山)総務相の横やりでつぶれたバックに、策士・加藤愛一郎自身のあんな裏の手があった、という作中の「憶測」にはぐったりした。たぶんやりかねない、といったところだろうが。なお、蛇足になるが、読み物として、文庫上下で1000頁を超えたのは、いささか長過ぎると思う。