私はGACKT氏のファンというわけではなかったのですが、ある日例のテレビで活け花や俳句を作って先生に見ていただく番組を見ていたら、
GACKT氏のチューリップの活け花に・・・余りにも感激してしまいました！それは柳みたいな葉を落とした長い枝が１本伸びていて、月がなければ・・・とおっしゃったのです！なんか、その月夜を楽しんでいるボク、というコメントと可愛いチューリップたちが感動で、その美的感覚に、この人のものを見なくては・・・！と思い、義経秘伝第２章の舞台を見に！

これがモロ、月のイメージのなかで繰り広げられる、切なく余りにも辛い絵巻なのに超美しくワクワクドキドキするスペクタクル、なのでした！あの舞台の美しさ、インパクトは、忘れられません。（DVDでは、生の感動は伝わらないかもしれませんが、なんか、舞台を見ただけで過ぎ去ってしまうには、余りにも惜しい、美しすぎる世界です・・・！）

さて、この本は、その義経秘伝のお話をGACKT氏が著作に著したもの、です。お芝居の中でのセリフも出てきます。
お芝居はアクションや色使いや美しい衣装、音楽・・・と刺激的ですが、著作ではやはり内面的描写、舞台ではいちいち説明できない、
モチョット詳しい事情・・・などが書き込まれており、さらに頼朝や義経が生きていた鎌倉幕府ができる前の時代の状況に思いを
馳せることができます。GACKT氏は当時のことをすごく調べている感じでいつ、どこで、どういう人たちが、どう動いて戦記が
繰り広げられていたか、それを、どんな衣食住のなかで、人々が行っていたか、まで、ちゃんと描写してくれていて、リアルに思い描ける
し、勉強にもなります。全く、こんな戦国時代があったと思うと、今、とりあえず殺人は罪、という時代になって、本当によかったなー、
と思ったりします。

勢力争いの殺し合いで、辛い時代ではあるのですが、もちろん時間は今より普段ゆっくり流れており、味わい深さ、美しさがあります。

それと、今の時代にまで伝説になっている八艘飛びをした義経・・・という人ですが、やはり、尋常な人間ではなかったのではないか・・・
という観点に通じると思うのですが、彼らが人間より特別なパワーのある、物ノ不、という存在ということになっています。
そして、陰とか閻とか、念の形での存在があって、それが弱い人に憑依したりするのですが、・・・今の時代もそういうことは
実は小規模でもあるんじゃないか、と私は思っていますが（・・・・フリーメーソンみたいな・・）今よりも大きな力が跋扈していた
ある意味大らかで、普通の人間以外の存在や念が、普通にウロウロしやすい時代だった、と考えると、
そういう、単純な”科学”では捉えられていない精神的世界のダイナミクスも描かれていて、これがこの世の実は真実ではないか、
という、捉え方も示唆してくれている、本当に、私にとっては感動的、驚異的物語です。

綴られているコトバたちも、俳句でもすばらしいセンスを先生に評価されたGACKT氏だけあって、この物語の世界にふさわしく
詩のようなロマンを漂わせるもので、ああ、物ノ不の義経と伝内と教経の世界に行きたい・・・と思って、本を開いてしまうほど、魅力的です。

ここに描かれているのは、義経に教経に伝内・・・・といった、切ない男たちの友情・・・それが余りにも永遠に美しく、
宝石のようです。教経はすごく強いのだけど、精神的弱点があって、憑依されて全ての暖かいみんなの計画をぶち壊しにしていくのですが、
それでも、悪い奴、と思えないように、この物語の中で描写されている・・・！そこが、すごいです！！！と私は思う。

それにしても、北条政子！うちのお墓の近くに政子のお墓、あるのですが！！！恐ろしいな・・・・！！！

「下弦の月」は、ライブを見に行ったのですが、こっちは、地元に来なかったので、ビデオを楽しみにしていました。
　もう、感動です！特に、映画「ＭＯＯＮＣＨＩＬＤ」を見た人なら必見です！種明かしはしませんが、ラストでは涙が止まりませんでした。
２回見ましたが、２回とも泣けました！
　ただ、毎回恒例のファンとの掛け合いは、ちょっとダレるんですよね・・・。
　これも恒例の、ぬいぐるみや、白鳥の格好をした男性ダンサーが入り乱れる場面で、「轟さん」（ぎゅーん！！）がいたんですけど、まさか本人・・・！？

どうしたら彼のような人になれるのか・・そんな憧れからもっと
知りたいガクトのことを！と思い続けても尽きることのない興味を
抱いてる人は是非読んでほしいです。常に問題意識をもって望んでる
その生きる姿勢は強い精神力を感じます。読むと自分というものに
正直でありたい、前向きでいきたいと思い直しました。
そして応援したい　力を貰ったかわりに力になりたいと思わせる人
だから今のような彼がいるのかもしれないですね。
言ってる言葉にパワーがあり説得力があります。
時々、読み返したくなる本です。

すでに使用しているため剥がれたとき用に予備として購入。ボードの飾りになるデザインのデッキパッドを探していましたが、似たような安っぽいものしかなかったためデザインが気に入って買いました。今のところ一個も剥がれていないためボードを変えるまで剥がれないかも。

今や恒例行事となっている旅行企画
今回の本編とは別に収録されているものがライブの合間に流された神威学園ものが収録されているのでライブで見た方ライブにいけなくて見れなかった方どちらにも満足できたのしい映像作品になってます