絶叫城殺人事件
有栖川シリーズ第4弾です。
内容はPCゲームと現実の事件に接点があり教授と有栖がそれに挑むわけですが…
今回はバーチャルも組み込まれている話だったのでついていけるか購入前からちょっと心配でした。 案の定私の拙い頭は一度の流し聴きでは事件のカラクリや何が繋がっているのか展開が早いのと設定がのみこめず。
一度聴いた感想は、「ゲームの設定がいまいち頭に入りにくい。それに引き摺られて結局根本の事件とどう繋がってるのかが消化不足」でした。
ただこのCDはスルメのようなもので、聴けば聴くほど味が出てきて、何回か聴くと「なるほどね」と納得出来ると思います。
推理ものが好きで声優が好きであれば聴く価値はあると思います。
個人的に気になったのはシリーズ通してクライマックスの犯人や関係者との息の詰まるような駆け引きが好きだったのですが、今回は尻窄み気味な感じが。
緊張したやり取りの中で感じられる声以外の表現が少し希薄に感じました。
シリーズ1、2あたりは役者さんそれぞれの行間とか間を楽しめたような気がします。
今は台詞が多くて忙しないと言うか…。総尺もあるでしょうし、しかたないのかもしれませんが。
特典CDは声優さんのフリートークで、ゲストを含め約30分。皆さん一緒に収録されたようでクロストークになっており、そういうのがお好きな方は楽しく聞けると思います。
最後に注意点。
シリーズ通して言われてることですが、火村教授役の方は火村教授の設定である超絶バリトンボイスではありません。
声優目当ての方、メインのお二人は出番が多いですが、ゲスト声優さん目当てだと、名前が前の方にあってもほんのちょっとしか出られていない方もいらっしゃいます。
内容はPCゲームと現実の事件に接点があり教授と有栖がそれに挑むわけですが…
今回はバーチャルも組み込まれている話だったのでついていけるか購入前からちょっと心配でした。 案の定私の拙い頭は一度の流し聴きでは事件のカラクリや何が繋がっているのか展開が早いのと設定がのみこめず。
一度聴いた感想は、「ゲームの設定がいまいち頭に入りにくい。それに引き摺られて結局根本の事件とどう繋がってるのかが消化不足」でした。
ただこのCDはスルメのようなもので、聴けば聴くほど味が出てきて、何回か聴くと「なるほどね」と納得出来ると思います。
推理ものが好きで声優が好きであれば聴く価値はあると思います。
個人的に気になったのはシリーズ通してクライマックスの犯人や関係者との息の詰まるような駆け引きが好きだったのですが、今回は尻窄み気味な感じが。
緊張したやり取りの中で感じられる声以外の表現が少し希薄に感じました。
シリーズ1、2あたりは役者さんそれぞれの行間とか間を楽しめたような気がします。
今は台詞が多くて忙しないと言うか…。総尺もあるでしょうし、しかたないのかもしれませんが。
特典CDは声優さんのフリートークで、ゲストを含め約30分。皆さん一緒に収録されたようでクロストークになっており、そういうのがお好きな方は楽しく聞けると思います。
最後に注意点。
シリーズ通して言われてることですが、火村教授役の方は火村教授の設定である超絶バリトンボイスではありません。
声優目当ての方、メインのお二人は出番が多いですが、ゲスト声優さん目当てだと、名前が前の方にあってもほんのちょっとしか出られていない方もいらっしゃいます。
怪しい店
「商品の説明」にも書かれているが“店”を舞台としたミステリー5作が収められている。掲載順に「古物の魔」「燈火堂の奇禍」「ショーウィンドウを砕く」「潮騒理髪店」「怪しい店」。
2作は“日常の謎”で、殺人事件が起きるのは3作。殺人事件の内1作は、“倒叙”物で、“日常の謎”の1作は、火村英生と有栖川有栖の会話内でのみ事件が語られている。
ミステリーとしてみれば、可もなければ不可もないという感じだが、登場人物と舞台から『ビブリア古書堂の事件手帖』を思わせる作品があったり、ちょっと情緒的で郷愁も漂う作品があったりして、それなりに面白い。
それと、本筋とは直接関係ないが、表題作にもなっている「怪しい店」で有栖と大阪府警捜査一課の“班で紅一点の”高柳真知子(愛称はコマチ)が交わす火村に関する会話や、二人が最後に事件の反省会を行う喫茶店自体に加え、そこでのやり取りも興味深い。
安定と言えば安定なので、“安心”なのは間違いないが、できれば少々型破りな作品も読んでみたい。また、「空閑純シリーズ」以外での長編がしばらなくないのも寂しい限りである。
2作は“日常の謎”で、殺人事件が起きるのは3作。殺人事件の内1作は、“倒叙”物で、“日常の謎”の1作は、火村英生と有栖川有栖の会話内でのみ事件が語られている。
ミステリーとしてみれば、可もなければ不可もないという感じだが、登場人物と舞台から『ビブリア古書堂の事件手帖』を思わせる作品があったり、ちょっと情緒的で郷愁も漂う作品があったりして、それなりに面白い。
それと、本筋とは直接関係ないが、表題作にもなっている「怪しい店」で有栖と大阪府警捜査一課の“班で紅一点の”高柳真知子(愛称はコマチ)が交わす火村に関する会話や、二人が最後に事件の反省会を行う喫茶店自体に加え、そこでのやり取りも興味深い。
安定と言えば安定なので、“安心”なのは間違いないが、できれば少々型破りな作品も読んでみたい。また、「空閑純シリーズ」以外での長編がしばらなくないのも寂しい限りである。
安楽椅子探偵 ON AIR [DVD]
前作までの気持ちで挑んだら解答編のラストで放心状態でした。
これを自力で解けた人が羨ましいです、放送から数時間後に完全解答メールがきたらしいですが次元が違いすぎます。
個人的にもう一つ確実な決め手になるポイントが欲しかったです。少々漠然としている感もあります。
しかし、映像作品でこれ以上のミステリーは作れないのではないでしょうか。
映像だからこそできる完璧なトリックです、見ていない方は是非試してみて下さい。
これを自力で解けた人が羨ましいです、放送から数時間後に完全解答メールがきたらしいですが次元が違いすぎます。
個人的にもう一つ確実な決め手になるポイントが欲しかったです。少々漠然としている感もあります。
しかし、映像作品でこれ以上のミステリーは作れないのではないでしょうか。
映像だからこそできる完璧なトリックです、見ていない方は是非試してみて下さい。
双頭の悪魔~犯人はお前だ~ [VHS]
この作品は約18年前にWOWOWにて5夜連続で放送されたTVドラマです。
前作の「出題編」と、この「解決編」で正味約3時間の長篇ドラマなのですが、
全く飽きること無く鑑賞を終えました。
出番は少ないものの、少女時代の三浦綺音(三浦琴音)が見れたのも嬉しかったです。
しかし、中古のVHSでしか見れないのは寂しいですね。
是非BD、もしくはDVD化して欲しいものです。
前作の「出題編」と、この「解決編」で正味約3時間の長篇ドラマなのですが、
全く飽きること無く鑑賞を終えました。
出番は少ないものの、少女時代の三浦綺音(三浦琴音)が見れたのも嬉しかったです。
しかし、中古のVHSでしか見れないのは寂しいですね。
是非BD、もしくはDVD化して欲しいものです。
高原のフーダニット (徳間文庫)
火村シリーズの短編集で3編が収録されている。最初と最後のは本格系だが、1話目はトリック的にはバカバカしいおふざけもので、3話目は論理推理ものだが、ややトリックは平凡な感がある。真ん中の2話目は10の小話の連作。著者の作品としては標準的な出来で、取り立てて特筆すべき要素もあまりないのだが、気軽の読めて、最後まで退屈させないのはさすがである。