ネパールの古都カトマンドゥは、ヒマラヤの麓の秘められた聖地です。この作品は、王制廃止前に同古都を取材した貴重な作品である。およそ二千年前から、チベットやインドの商人が行き交い、この街に住み着いた民族は三十余り、そういった多民族な人々を一つにしてきたのがインド的な女神信仰です。都の創建について剣の形に造るよう、女神が王に告げたという王統譜の記録は、いささか神話的である様に感じますが、この街の歴史がとても古い事だけは確かな様です。街の至る所にある寺院や神像、人々の祈りの姿を見れば、この街がアジアでも希有な宗教色の強い場所である事が分かります。特に独特なのが、神に対する考え方がインド人に近いにも関わらず、生きた少女の女神クマリの様なここでしか見られない神も生み出している点です。ネパールのある一族から選ばれると言うクマリは、信仰を集め、少女ながら、その役割を果たし、人々に希望を与えています。また、神事を司る神官達も責任感を持ち、様々な宗教祭事を執り行います。同じアジアの国なので、我々日本人との共通点も多々見られますが、激しいヒンドゥイズム信仰や、精緻で派手な彫刻作り等はおよそ日本とはかけはなれ、神秘的な独特の景観を創り出しています。そして、それは神に抱かれたこの街の魅力にも成っています。また、我々日本人が失いかけている家族愛や人情といった物も、彼らは未だに持ち合わせている様にも思い、ノスタルジーも感じました。　

ジャン＝ポール・ベルモンドの傑作ドタバタアクションコメディ。「リオの男」では、誘拐された恋人のあとを追ったが、この「カトマンズの男」では、逆に、殺し屋に追われる身になる。これが見事に成功している。ストーリーはハチャメチャだが、奇想天外なアクションと冒険が繰り広げられ、ジャン＝ポール・ベルモンドが「リオの男」同様、縦横無尽に、それもスタントマン無しで頑張っているのと、魅力的な初代ボンドガールのウルスラ・アンドレスのおかげで、存分に楽しめる作品になっている。ジャン＝ポール・ベルモンドの声は、以前「ちびまる子ちゃん」で友蔵さんを担当していた青野武さんだったが、「リオの男」よりコメディ色が強いせいか、特別、違和感はなかった。DVD化してもらって本当に嬉しい。ただ、映像特典は、オリジナル予告編とフォトギャラリーのみ。メイキングがあるともっと嬉しかったんだがなぁ。

サイズは思ったより小さいですが、それは私にとってとくに問題ないです。
色も可愛いし、発送も速いのでとても満足です。

宮木パワー炸裂！
出てくる女子たちは、一見冷めて強くて鈍感なように見えて、実は熱くて繊細でやさしい。
おバカ大卒で上昇志向もなくひょうひょうと生きているけど、仕事はプロに徹する男前。
炸裂するおバカトークが痛快で、心地よい女子友に囲まれているような楽しい読書タイムでした。
最後のエピソードは、ストレス解消するほどのウルトラハッピーエンドストーリー。
まさに、パイナップル餡いり鯛焼きの味。

「リオの男」と同時にBD化で待望の発売に興奮してます。サイレント喜劇の発想は他愛ないですが、ゲラゲラ笑えて楽しめますよ。ともかくBD化にバンザイ！