リンリン・ランラン GOLDEN☆BEST
香港出身のアイドルデュオ・リンリンランランのコンプリート・レコーディングス。デビュー曲「恋のインディアン人形」をはじめ、甘く切なくそして爽やかなアイドルポップスのオンパレードといった趣で、どの曲も楽しく聴ける。
また、「ヴァケーション」「ケンカでデイト」などのオールディーズ、桜田淳子「黄色いリボン」、南沙織「夏の感情」、山口百恵「ひと夏の経験」などのカバーも聴ける。
歌唱力も申し分なく、2人の息のあったヴォーカルハーモニーの心地よさには誰もが虜になること間違いなし。
願わくば、オリジナルアルバム3枚を1枚ずつ紙ジャケで復刻していただければ文句なし。ビクターエンターテイメントさん、よろしくお願いします。
また、「ヴァケーション」「ケンカでデイト」などのオールディーズ、桜田淳子「黄色いリボン」、南沙織「夏の感情」、山口百恵「ひと夏の経験」などのカバーも聴ける。
歌唱力も申し分なく、2人の息のあったヴォーカルハーモニーの心地よさには誰もが虜になること間違いなし。
願わくば、オリジナルアルバム3枚を1枚ずつ紙ジャケで復刻していただければ文句なし。ビクターエンターテイメントさん、よろしくお願いします。
日中関係史 1972-2012 III社会・文化
本叢書は全3巻(1政治、2経済、3社会・文化)からなり、「日中国交樹立40年」となるこの時期に上梓された極めて客観性の高い日中関係史の労作である(但し、中立性を重んじすぎたためか過去の評価や将来の展望には乏しい)。この40年を評価・総括し、これから中国とどのように向き合っていくかを考察するうえで貴重な材料となる価値ある叢書であることは間違いない。
3巻目の本書は「3社会・文化」ということで日中友好のシンボルとして日本に来た「パンダ」の騒動から「池袋チャイナタウン構想」に至るまでの日中間の社会・文化面での出来事を概観する。その時代を知る人にとっては、ある出来事は懐かしく、ある出来事は苦々しく思い出されることだろう。本書のなかで最も気になったのは、最後の章の陳 来幸氏の『“池袋チャイナタウン”構想に待った」(2008年)−日本型共生に向けて』という論考である。「2007年に60万人を越え、はじめて在日韓国・朝鮮人人口を抜いて国籍別在日外国人数の第一位となった在日中国人人口は、2010年末には68万7156人となり、増加の一途をたどっている」という。そして「日本は着実に多文化共生社会構築への道へ進んでいる」という。どこかの首相が「日本列島は日本人だけのものではない」とか発言したようであるが、領海を含めて日本列島は日本国民のものである。このことを基本として中国と付き合わなければならないと思う。
本叢書を読んでの全体的な感想は、1巻目(1政治)のレビューに記した通りである。3巻目を読んでもあまり変わらなかった。いわゆる「平和憲法」の施行は1947年(昭和22年)であり、中華人民共和国の建国は、その2年後の1949年であったことを思い出した。
(衆議院解散:民主党・野田政権崩壊の日に記す)
3巻目の本書は「3社会・文化」ということで日中友好のシンボルとして日本に来た「パンダ」の騒動から「池袋チャイナタウン構想」に至るまでの日中間の社会・文化面での出来事を概観する。その時代を知る人にとっては、ある出来事は懐かしく、ある出来事は苦々しく思い出されることだろう。本書のなかで最も気になったのは、最後の章の陳 来幸氏の『“池袋チャイナタウン”構想に待った」(2008年)−日本型共生に向けて』という論考である。「2007年に60万人を越え、はじめて在日韓国・朝鮮人人口を抜いて国籍別在日外国人数の第一位となった在日中国人人口は、2010年末には68万7156人となり、増加の一途をたどっている」という。そして「日本は着実に多文化共生社会構築への道へ進んでいる」という。どこかの首相が「日本列島は日本人だけのものではない」とか発言したようであるが、領海を含めて日本列島は日本国民のものである。このことを基本として中国と付き合わなければならないと思う。
本叢書を読んでの全体的な感想は、1巻目(1政治)のレビューに記した通りである。3巻目を読んでもあまり変わらなかった。いわゆる「平和憲法」の施行は1947年(昭和22年)であり、中華人民共和国の建国は、その2年後の1949年であったことを思い出した。
(衆議院解散:民主党・野田政権崩壊の日に記す)