経営者向けの他の様々な出版物とは違い、実体験に基づく現役経営者の目線で書かれており、考えさせられることが多いと思います。サラリーマンであっても日々の活力になると思います。本書は「いろは」順に大切なことが一行でわかるようになっており、最初から読まずとも好きなところから読める本です。

以前、営業をしていた時、嫌な取引先がありました。短絡な私は、すぐにでも取引を辞めたいと考えていましたが、取引を辞めるデメリットを全く考えていませんでした。それをまず、この著者は指摘しています。取引を辞めたいのなら、代わりの取引先を１０件見つけてきてから、辞める。ごもっっともな話です。
売上をなるべく分散する・・・売上を小数の取引先に依存し過ぎると、それがなくなったときのダメージは大きい。小口先をたくさん集めることが重要。
規模が大きい＝良い会社とは限らない・・・ごもっともな話で、大きくなった組織では、無駄が増える。
酒、ゴルフ、カラオケなしでも仕事は来る・・・そのとおりで、その費用を商品の値段に反映すればいい。
宣伝広告費はゼロ・・・みずからマスコミへ金を払わなくても商品がよければ、マスコミから寄ってくる。それもお金をむこうが払う。もしくは無料で。
調子が悪い日は、適当に休める。・・・体調の悪い時は、違う色の服を着て、周囲に知らせておく。
会社は大きくしない。・・・・最大２８名。
一度、お読みください。