お順 上 (文春文庫)
佐久間象山に関心があるので、その妻だったお順がどんな人生を送ったのか知りたくて買った。
カバーに描かれている勝気そうなお順の絵が可愛い。
お順と島田虎之助との物語は、読んでいて長く感じられ、退屈だった。
294ページに「小倉より用いて強き真田打」という川柳が出てくるが、その説明が、小倉織りよりも真田紐の方が強い、とだけ言っている。これは、実は横浜の警備を担当することになった小倉藩と松代藩の兵器の装備を比べて、松代藩の方が新式の銃を揃えていたことも意味しているのだろう。その説明が書かれてないのが残念である。
カバーに描かれている勝気そうなお順の絵が可愛い。
お順と島田虎之助との物語は、読んでいて長く感じられ、退屈だった。
294ページに「小倉より用いて強き真田打」という川柳が出てくるが、その説明が、小倉織りよりも真田紐の方が強い、とだけ言っている。これは、実は横浜の警備を担当することになった小倉藩と松代藩の兵器の装備を比べて、松代藩の方が新式の銃を揃えていたことも意味しているのだろう。その説明が書かれてないのが残念である。
恋かたみ 狸穴あいあい坂 (集英社文庫)
『狸穴あいあい坂』を読み終えたあと、『恋かたみ』のレビューを読んで、すぐに図書館で借りました。
読んで、結寿と道三郎は結ばれないのかと思うと、胸がキュンと痛みました。
本人同士の思いよりも家と家のつり合いが何よりも重んじられた時代では、こういう悲恋がいくつも
あったのでしょう。
けれども、小説としては、まだ続いてほしい気持ちでいっぱいです。
これからの2人を楽しみにしていたいです。
百介サンが今回もご活躍なのが、ありがたかったです。
お城の高貴な方の白い猫がいなくなったなんていう噂…百介サンならではの知恵かもしれないと、
笑ってしまいました。
読んで、結寿と道三郎は結ばれないのかと思うと、胸がキュンと痛みました。
本人同士の思いよりも家と家のつり合いが何よりも重んじられた時代では、こういう悲恋がいくつも
あったのでしょう。
けれども、小説としては、まだ続いてほしい気持ちでいっぱいです。
これからの2人を楽しみにしていたいです。
百介サンが今回もご活躍なのが、ありがたかったです。
お城の高貴な方の白い猫がいなくなったなんていう噂…百介サンならではの知恵かもしれないと、
笑ってしまいました。