はじめよう
永野亮初のソロアルバム「はじめよう」。
デビュー作にして傑作だと思う。明確にバンドとは違うエッセンスと方向性を打ち出した柔らかい手触りのアルバムで
でもただ単に癒しの音楽にもならずに彼ならではの軽快さと毒も込められた作品になっているのが更に良い。
例えばご機嫌でハッピーな楽曲が並ぶ中で不穏な「あらしのよる」だったり
最後はエレキの弾き語りで渋く終わったりとその精神は決して丸くなっていない、という事が分かる構成と中身にもなってて。
APOGEEと比べるとシンプルで優しい軽く聴けるポップソングが増えていたのは予想通りではあるのだが
その楽曲群が今流行の歌謡曲とは似て非なるもの
その純度の高さだったり純粋に音楽を楽しんで鳴らしている様が目に浮かぶような自然な面白味こそがこの音楽の芯で。
複雑に練りこんだ刺激的なAPOGEEの音楽と比べるとこちらはずっと聴けるような普遍性のあるエバーグリーンなグッドミュージック。
少なくとも「バンドでやれば?」って楽曲は一曲も見受けられなかったので、その点では正に堂々たるソロアルバム
永野亮の違った一面と音楽的ポテンシャルを味わうにはうってつけの一枚になっていると思う。
単純にCMソング目当てで聴くのも良いと思うけど
個人的にはAPOGEEのファンにも聴いて欲しい純然たる傑作になっているかな、と。
いつでも何度でも手軽にリピート出来るようなフットワークの軽さもまた魅力的なアルバムです。
個々の楽曲を取り上げるなら、シンプルに深みのある音楽の追求が伺える「はじめよう」、
賑やかなボーカルに触れるだけで気分が盛り上がる「PATH」と「D.R.E.A.M」、歌の上手さが際立つ「どんないろ」、
物寂しくシックな雰囲気で終わるエレキギター一本と歌声のみの「15」、
中でも日本的な、和の情緒を上手くポップミュージックに還元させた「かえりみち」は名曲だと思う。
古き良き親しみやすい和メロにお洒落なアレンジが乗っかってAPOGEEの楽曲にも通じるくらいユーモラスな一曲になっています。
そんなみずみずしい永野流ポップスがしっかりと味わえる出色のアルバム、ライブもまた楽しみですね。
同時にAPOGEEの再開にも期待しつつ、新たに届いた良作を今は聴き込みたいと思う。
デビュー作にして傑作だと思う。明確にバンドとは違うエッセンスと方向性を打ち出した柔らかい手触りのアルバムで
でもただ単に癒しの音楽にもならずに彼ならではの軽快さと毒も込められた作品になっているのが更に良い。
例えばご機嫌でハッピーな楽曲が並ぶ中で不穏な「あらしのよる」だったり
最後はエレキの弾き語りで渋く終わったりとその精神は決して丸くなっていない、という事が分かる構成と中身にもなってて。
APOGEEと比べるとシンプルで優しい軽く聴けるポップソングが増えていたのは予想通りではあるのだが
その楽曲群が今流行の歌謡曲とは似て非なるもの
その純度の高さだったり純粋に音楽を楽しんで鳴らしている様が目に浮かぶような自然な面白味こそがこの音楽の芯で。
複雑に練りこんだ刺激的なAPOGEEの音楽と比べるとこちらはずっと聴けるような普遍性のあるエバーグリーンなグッドミュージック。
少なくとも「バンドでやれば?」って楽曲は一曲も見受けられなかったので、その点では正に堂々たるソロアルバム
永野亮の違った一面と音楽的ポテンシャルを味わうにはうってつけの一枚になっていると思う。
単純にCMソング目当てで聴くのも良いと思うけど
個人的にはAPOGEEのファンにも聴いて欲しい純然たる傑作になっているかな、と。
いつでも何度でも手軽にリピート出来るようなフットワークの軽さもまた魅力的なアルバムです。
個々の楽曲を取り上げるなら、シンプルに深みのある音楽の追求が伺える「はじめよう」、
賑やかなボーカルに触れるだけで気分が盛り上がる「PATH」と「D.R.E.A.M」、歌の上手さが際立つ「どんないろ」、
物寂しくシックな雰囲気で終わるエレキギター一本と歌声のみの「15」、
中でも日本的な、和の情緒を上手くポップミュージックに還元させた「かえりみち」は名曲だと思う。
古き良き親しみやすい和メロにお洒落なアレンジが乗っかってAPOGEEの楽曲にも通じるくらいユーモラスな一曲になっています。
そんなみずみずしい永野流ポップスがしっかりと味わえる出色のアルバム、ライブもまた楽しみですね。
同時にAPOGEEの再開にも期待しつつ、新たに届いた良作を今は聴き込みたいと思う。
Touch Touch Touch
休みの午前中、バックグラウンドでFMを流していたところゲストで
DadaDが出ていた。 台湾人とのハーフの女の子と男のデュオとの事。
曲を聞いてびっくり!
今までに聞いたことのないようなサウンド。
ボーカルの女の子はハイトーン主体で空間に響き渡るような異次元ボイス!
これはすごい……!
大貫妙子も個性的なハイトーンで 好きなミュージシャンの一人だが、
この子はなんというか国籍不明…国籍を超えたような感覚を持っている。
アコースティックギターがまた良い。
ボーカルと対等に、非常に立体感のある音でぐいぐいと鳴らしている。
その日のうちに即買い。久しぶりに当たりのCDです。
アルバムのお気に入りは
* Go Around * Wind Letter * Touch Touch Touch
DadaDが出ていた。 台湾人とのハーフの女の子と男のデュオとの事。
曲を聞いてびっくり!
今までに聞いたことのないようなサウンド。
ボーカルの女の子はハイトーン主体で空間に響き渡るような異次元ボイス!
これはすごい……!
大貫妙子も個性的なハイトーンで 好きなミュージシャンの一人だが、
この子はなんというか国籍不明…国籍を超えたような感覚を持っている。
アコースティックギターがまた良い。
ボーカルと対等に、非常に立体感のある音でぐいぐいと鳴らしている。
その日のうちに即買い。久しぶりに当たりのCDです。
アルバムのお気に入りは
* Go Around * Wind Letter * Touch Touch Touch
Yellow Morning(DVD付)
Instrumentalの「Well-come」が終わって力強いギターが鳴り出す。
あっという間にCaravanの世界に引き込まれて、立て続けに3回聞いてしまった。
何の先入観もなく、ただ感覚で聞いた1回目。
歌詞をじっくり味わって、いつものCaravanの言葉の韻踏みを楽しんで2回目。
そして早くも私の生活にしっくり馴染んでた3回目。
なんだかいつの間にか、Caravanが私の部屋のソファにすわって、歌ってくれてるような気になるくらいシンプル。
だから、力みがなくて、心にかかってた負荷がほどけてく。
だから、楽に呼吸するのにちょうどいいテンポ。
こどもの頃は、お気に入りの本を何度も繰り返して読んでいたけれど、
大人になっても、こんなふうに何回も繰り返し、大事に心にしまっておけるものがあるなんて思わなかった。
ずっと大切に聞いていきたい1枚。
Lonesome soul survivor, Caravan keep on moving on!
あっという間にCaravanの世界に引き込まれて、立て続けに3回聞いてしまった。
何の先入観もなく、ただ感覚で聞いた1回目。
歌詞をじっくり味わって、いつものCaravanの言葉の韻踏みを楽しんで2回目。
そして早くも私の生活にしっくり馴染んでた3回目。
なんだかいつの間にか、Caravanが私の部屋のソファにすわって、歌ってくれてるような気になるくらいシンプル。
だから、力みがなくて、心にかかってた負荷がほどけてく。
だから、楽に呼吸するのにちょうどいいテンポ。
こどもの頃は、お気に入りの本を何度も繰り返して読んでいたけれど、
大人になっても、こんなふうに何回も繰り返し、大事に心にしまっておけるものがあるなんて思わなかった。
ずっと大切に聞いていきたい1枚。
Lonesome soul survivor, Caravan keep on moving on!