東京拘置所 死刑囚物語―獄中20年と死刑囚の仲間たち
最初のうちは、自らの罪は認めないで人権など権利だけを主張する、言ってみれば自分のことは棚に上げて・・・というようにしか思えず、腹立たしかった。
著者は実際に殺人を犯しながらも反省の行動には出ていないし、被害者は詐欺師なので、世のため人のために消えた方がいいのだと思っているそうです。
理想の死刑という観点からは程遠い、矯正のしようのない囚人であるかのような表現でした。
しかし、読み進めていくと、実は刑務官や検察など、エリート公務員の自分の可愛さから裁判官の出世に至るまで自己中心的な組織の腐敗も表面化して、より弱い立場に置かれる人間、貧困に苦しむ人から死刑囚までも食い物にしている実態も明らかになり、最底辺の弱者が法の穴をかいくぐり、監獄の奥から裁判を起こしたり上申することで人権を勝ち取ろうとする努力は、たやすく何でも手に入れられる時代に居る我々が忘れている大切なものを思い出させてくれる、そんな気がします。
著者は実際に殺人を犯しながらも反省の行動には出ていないし、被害者は詐欺師なので、世のため人のために消えた方がいいのだと思っているそうです。
理想の死刑という観点からは程遠い、矯正のしようのない囚人であるかのような表現でした。
しかし、読み進めていくと、実は刑務官や検察など、エリート公務員の自分の可愛さから裁判官の出世に至るまで自己中心的な組織の腐敗も表面化して、より弱い立場に置かれる人間、貧困に苦しむ人から死刑囚までも食い物にしている実態も明らかになり、最底辺の弱者が法の穴をかいくぐり、監獄の奥から裁判を起こしたり上申することで人権を勝ち取ろうとする努力は、たやすく何でも手に入れられる時代に居る我々が忘れている大切なものを思い出させてくれる、そんな気がします。
午後10時の殺意 私は殺される! [DVD] FRT-278
主人公が積極的に「謎を解く」のではなく
本人の意志とは違う形で「謎を解かされる」というスタイルが
印象的な作品であります。
「水増し」を避け、なめらかに進行していくストーリーも魅力的です。
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印象的な作品であります。
「水増し」を避け、なめらかに進行していくストーリーも魅力的です。