二千年の恋(4) [DVD]
金城武が出ると壮大なドラマになりますね。単なるラブストーリーを越えて映画のよう。
普通とは違う人間を演じられるのは、やはり国際的に活躍しているからでしょうか。立ち姿も本当に絵になる人だと思います。とても悲しい最終回で見終わると切なくなってしまいますが、主演の二人はとても美しい。時々金城さんの台詞が気になりますが、そんな事は彼の存在感と雰囲気で消えてしまいます。でも金城さんって一番どの言語が楽に話せるのかな、と別の事を考えてしまいます。何ヶ国語も話せる人で日本語もそんなに違和感無いのも凄いなと思いますし。
刑事役の宮沢さんもかなりイイ。ミュージシャンが本職でしょうが、どんどん俳優業もやって欲しい方です。
きみと千年廻恋 (コバルト文庫)
二宮さんが大好きなので、挿絵につられて衝動買いしてしまったのですが、話も面白かったです。
話の展開が、ちょっと無理があるかなっていうのはあるのですが、全体通して楽しめたので良いかなと思います。
自分をみてほしい、っていう主人公の気持ちには共感できるし、ラストにいくにしたがって切なくなっていきます。
だからこそ、ラストでのハッピーエンドが嬉しくなってしまいます。
書き下ろしのほのぼのデートも楽しいです。二宮さんの挿絵がぴったりです。
透明な音楽
S.E.N.S.の作るメロディには常に「切なさ」を感じる。一般的に言われるヒーリングミュージックとも少し違った「人生」をも感じさせる音楽作りなのである。まさに、彼ら(彼と彼女)にしか作り得ないであろう、その哀愁漂うメロディライン・サウンドの数々は、たびたび使用されてきた映像の世界から独立させた音楽の世界でも鋭く私たちの胸に突き刺さる。
実は、私が初めてそのメロディを意識したのは遅くて、TV「あすなろ白書」からであった。このドラマのストーリーの良さに見落とされがちだったのであるが、S.E.N.S.はここで実に印象的なメロディを作り上げていて(track4,14)、時には優しく、時には切なくその音楽は流されていた。それはドラマ「青い鳥」においても同じなのであるが、情景が目に浮かぶような音楽とはこのことである。
単に耳障りの良い音楽を作り上げるには、メロディラインさえしっかりしていれば、一般のミュージシャンにとってそう困難なことではないかもしれない。しかし、力量が問われるのはそこからで、ここで彼らは状況に応じて、さまざまな楽器とバックボーカルで実に印象的にアレンジしている。それと曲によっては、いわゆる音楽の「間」の使い方がうまいのだ(track4,8等)。
タイトルにある「透明」という言葉には多少の違和感もあるのだが、このような素晴らしいサウンドはこうして生み出されたのではなかろうか。
二千年の恋(1) [DVD]
放送されたときの視聴率は良くなかったし賛否両論もありましたが私は大好きなドラマです。惚れた腫れたの同じような内容のドラマが多い中、これはとても新鮮なドラマだと思います。なんとっても設定が工作員とシステムエンジニアとの禁断の恋。もしも今放送されていたら、もっと視聴率はあがったと思います。金城武の哀しい瞳と、孤高な美しさが最高です。shinobusamaがおっしゃってる通り、確かに中山美穂さんの演技に難点はありましたが彼女のような、良い意味で「影のある」女優さんはなかなかいないと思いました。このドラマの見所の1つは、金城武演じるユーリと中山美穂演じる理得の、胸が締め付けられるほど切ないラブシーンです。私の中で3本指に入るぐらいの美しいシーンです。これは必見ですよー!