マカロニほうれん荘 (1) (少年チャンピオン・コミックス)
これを読み始めた頃は電車の中で少年漫画を読むサラリーマンが増えたと世の中が嘆き出した頃で、私はそのサラリーマン4年目くらいだったかな。「少年チャンピオン」連載だったですね。この頃はチャンピオンが一番面白かったように思います(他も読んでいたので)。私流に一言で言えば「ロックっぽい」ということでしょうか。ごった煮の面白さでした。ただ強烈過ぎて、鴨川つばめという天才は2年ほどでその才能を使い果たしてしまったようです。個人的な話で恐縮ですが、サラリーマンの時に新入社員が入ってきて、仕事のなかでどういう話だったのか忘れてしまったのですが、その新入りが「カマ!」と言ったのですね。すると条件反射的に私は「キリ!」と言ってしまい。先輩の威厳が全くなくなってしまいましたが、生涯にわたって付き合える随分年下の友が出来ました。それにしても何らかの形で復活して欲しいですね。驚異的な天才です。
マカロニほうれん荘 (3) (少年チャンピオン・コミックス)
このあたりから(2巻は立ち読みでしか読んだことがないですが)マカロニほうれん荘のパワーが炸裂します。特に7巻以降パワーが低下してきますので3〜5巻は最高でしょう。(8巻でも腹痛笑いした所もありますが)
ここから中嶋さんがそうじに猛烈なモーションをかけてきて、きんどーさんとトシちゃん25歳と壮絶なバトルを繰り広げ面白いです。
文庫版もいいのですが、傑作選として厳選しているのでこのあたりの巻はどの話も爆笑、腹痛起こす程の笑いですので一巻ずつ、特に3〜5巻が一番面白いのでお勧めします。その爆笑スーパー版のはじまり3巻です
マカロニほうれん荘 (2) (少年チャンピオン・コミックス)
「マカロニほうれん荘」のギャグは凄い、と改めて思いました。
これだけのギャグを毎週登場させるのは、相当な重圧もあったのではないでしょうか。
ギャグは受けてこそなんぼ、ですから。自分の感性と読者の感性が一致していないと上手くいかないですね。
著者のギャグは、連想から始まって、落とさないで、そのまま突っ切ってゆきますね。
漫画というコマ割の世界を自由自在に利用して爆発させるようなギャグにしてしまいます。
そのナンセンス性が時代を飛び越えて今に至っても色褪せていません。
漫画ジャンルの大傑作でしょう。いや〜面白いです。