僕の俳優修業
長塚京三さんの自伝と言うこともあり、意気込んで購入した。
パリ留学時代の随筆なんだな。
パリをブラブラする勇気って現代の若者は
なかなか持てないもんだと思う。
本には載っていない言葉を空想すると、なかなか面白いなぁ。
と思った。
天城越え [DVD]
いくつか映像化されてはいるけど、自分にとっては田中裕子さんが主演したこれがいちばん。監督の三村氏の情熱は、ありとあらゆる障害を跳ね除けて作品作りへと邁進する。作品を作ろうとする田中裕子と渡瀬恒彦の熱演はこの映画を忘れがたいものとする。なんと言っても田中優子さんは、自分でホントにおしっこするつもりだったそうだし!
この異形の作品の詳細は、監督である三村晴彦氏が書いた「「天城越え」と加藤泰」に詳しいのであわせて読んで欲しい!
破顔
『破顔』とは、いいネーミングです。黒を基調とした装丁も悪くないし、モノクロ写真もいい。中身は日経夕刊の随筆欄「プロムナード」に週一で掲載された小文25篇。
「たかだか七日ほどの間に、こころをよぎった由無いことを、ささやかな上機嫌にくるんでお話しする」と、後書きにありますが、私は著者長塚京三氏に共感するというより、新鮮な驚き(むしろ脅威の眼)を以って、全篇を一度に読んでしまいました。
内容を紹介するのは控えますが、本の題名と同じ「破顔」と「手のひら大」「甘えどき」などは、印象深く、いちいち腑に落ちるというか、本当にそうだなぁと感じました。少々むずかしいところも彼らしく、実に「おヌシ、デキルな」で、団塊近傍世代の読者には特に効果的かと。
『寒山拾得図』の、幽暗の中で不気味に”破顔大笑”する寒山と拾得の表情に似たアクの強い怪異さ加減もほどよく、俳優 長塚京三の破顔(歯顔?)は、したたかで且つ温かい。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 「恋と花火と観覧車」
主演の松嶋奈々子と長塚京三が年の差婚に漕ぎ着ける方法を伝授してくれます
実際に映画の撮影で使用された場所を彼や彼女と訪れてみると楽しさも倍増ですよ
観覧車の中で初めてのキッスを交わすなんて***真似してみるといいかもしれません
輝く季節の中で(1) [VHS]
医者の卵たちに焦点を当てたこのドラマは命を預かる医者という職業がどれほど重いものかということを語っています。頭がよく、腕がいいだけでは医者は務まらない。患者に対する思いやりがあってこその医者なのだと感じました。命の尊さを改めて感じさせられるドラマです。