きらきらひかる (新潮文庫)
主人公である精神不安定のアル中妻とホモの夫との結婚生活の話なのだが
設定とはかけ離れて爽やかな読み心地。なんとなくきれいで優しくて頼りなく
実態のない薄っぺらいような感じが心地いい。
夫の父親が主人公に向かって、息子との結婚生活なんて
「水を抱くような感じだろう」
と、言うのだが正にこの小説の全てがそこに集約されている気がする。
彼らはこれといった解決も結末も迎える事はなくまた同じ結婚生活をはぐくんでいく。
でもその終わりはけして不完全ではないのだ。
もう何度も読んでいるのだがまた何度も読みたくなる。
なんとなくまた読んでしまう。そんな感じです。
未来を改造する【ザ・パワー】のしくみ 想定の『超』法則(超☆きらきら) (超☆きらきら 4)
ネヴィル・ゴダード氏の名はアラン・コーエン、ジョ・ヴィタリー、ロンダ・バーンの各本で見ていました。
解説によると、ゴダード氏は18歳で渡米(カリブ海出身)、舞台俳優を目指すなか、メンタルサイエンスに魅了されたのです。アメリカで一旗あげようと心を燃やす若者が魔法の杖を手にしたようなもの。
しかし、天は彼に別の使命を与えていたようです。それは俳優ではなく迷える人類に仕える英雄の道でした。
ニューヨークでアブドルというユダヤ人が彼を待っていました。
「遅すぎる。半年も遅刻して」とその見知らぬ人は言いました。
このユダヤ人に7年師事してマスターの道を目指し、
30年代(おりしも世界恐慌の頃)に「想定の法則」の伝道者として
出発したそうです。
想定の法則は、引き寄せの法則の源、聖書に隠された奥義、
想像力を支配する法則です。
そして、「想像力は宇宙で唯一の救いの力」だそうです。
この本にはキリストが現れて、聖書の意味を再解釈してるような不思議な神秘性があります。
自分の想定する未来世界に意識の中で旅行をして、
その世界をつぶさに見聞して、現在に帰還するという発想は斬新でした。この表現がとても好きです。
他にもコロンブスの卵がごろごろしています。
卵を立たせるのに底をつぶせばいい等、言われてみれば簡単でも
思いつく人は偉大です。
この本が邦訳されたことで、日本国民も人生の舵を理想へと
向けやすい時代に突入しました。前向きに面舵いっぱい!
沙粧妙子 最後の事件+帰還の挨拶(SPドラマ)DVDコンプリートBOX 全5巻
待望のDVD-BOX化となりましたが、仕様に不満が…。
ブックレットが付いてないし、本編の方もそれぞれ1エピソード3話分の内、2話分のOPとEDがカットされています。
(LD版は完全収録の様です)
VHS版を単にDVDに焼いただけとしか思えません。
折角のDVD化なのだから、メーカーさんはこういう手抜きをせずに、完全収録してほしかったですね。
残念です。