祭囃子~ゲームトリビュート
深夜のFMラジオをなんとなく聞いていたときに流れていた楽曲がこのアルバムからのものだと知り、明くる日にさっそく購入しました。
バリバリのギターサウンドと懐かしい旋律がとても印象的でこのアルバムの魅力だと思います。ファミコン世代--それはHR/HMとビデオゲームの時代--そんなあなたにオススメの1枚です!廃盤になる前に手に入れましょう!
ミスト [Blu-ray]
原作はスティーブン・キングの中編です。彼の原作を映像化することはなかなか難しいです。これは成功した作品だと思います。あのラブクラフト風の化け物達をよくここまで原作に忠実に映像化したなと思います。原作と異なるラストについては賛否両論ありますが、観客に併合した最近の映画特有のご都合主義ではなくて良かったのではないかと思います。世間はそんなに甘くない。自分の判断が常に正しいわけではないということでしょうか。宗教に頼る者。絶望して判断を誤る者。ただ純粋に子供も守ろうとする者。このような群像劇をひと昔前のアメリカでは製作されることもなかったでしょう。この物語は、9.11以降のアメリカの迷える姿を投影した作品といえるでしょう。
ミスト コレクターズ・エディション [DVD]
これはまぎれもなくキングの“クリーチャー系ホラー小説”の映画化の最高傑作。
そして、キングのホラー小説の“雰囲気”や“本質”を忠実に再現したと個人的には思っている、
TV版「死霊伝説」(トビー・フーパー監督、完全版)、「ナイト・フライヤー」よりも、さらに“キング小説の恐怖の本質”を掘り下げ、見事に映像化した作品。
「ショーシャンクの空に」と「グリーンマイル」という非ホラー系傑作を生み出したダラボン監督、
原作本と異なる結末をキングに納得させて、ホラー映画でもこんなにすごい実力を出すとは・・・。
しかし、本物のキングファンである彼の作り出したこの結末が、
本国アメリカでは賛否両論となったせいか興行的にはあまり成功したと言えないのは、
個人的にはとても残念(R指定とはいえども)。
俳優陣、目立つのはアカデミー受賞女優のマーシャ・ゲイ・ハーデン、狂信的な宗教信者カーマディーを熱演。
最初は誰からも相手にされないが、次第に狂気の度合いを強めていく演技そのものがホラー。
また、カーマディーに起きるある出来事がきっかけとなり、次第に彼女を預言者とあがめるようになり、
その終末論に洗脳されていく人々の表情や行動は、まるでゾンビ。
主役のトーマス・ジェーンとネイサン・ギャンブル(「バベル」でブラビの子役)の父子の描き方は自然だし、
「X-ファイル」ファンにはコバルビアス役でお馴染みのローリー・ホールデンが絡んだ“擬似家族”がストーリーのコアになる、
ここにもキング作品らしさが。
撮影は、即興的なドキュメンタリー風ショットと、計算されたアングルショットが巧みに編集され、
不安から混乱に変貌していくスーパー店内の様子を巧みに描くことに成功している。
肝心のクリーチャーだが、CGと造形物との抜群の融合技術で、“大小様々な”連中の質感はとても高く、
本当に不気味でゾッとすること請け合い。最近のホラー映画では、
こういう“creep”な恐怖描写がめっきり少なくなっただけに、どこか懐かしさも。
映画が終わってから、恐怖とは何なのかをつくづく考えさせられる、そんな作品。
そして、これこそがキングが「キャリー」以来ずっと読者に問いかけ続けていることなのだ。
ミスト・シークレットブック―MYST完全攻略ガイドブック
全体が、攻略記の「ミストの日記」と「クイックガイド」で構成されています。攻略に関してはクイックガイドだけで十分です。
画面写真の多用や大きな文字など、内容自体は貧しいですが、文章はよく整理されているので、内容に不満を感じることはないでしょう。
イタリック文字を多用した組版は、残念ながら、読みにくく、かっこよくもないです。
MYST BEST
この作品はこの「MYST」の続編に当たる「RIVEN」のオープニング的位置づけに当たる作品です。
内容は量は少ないながらも、謎解き等はとても難しくちょっとやそっとではクリアすることができません。
作品の雰囲気もとても良く、人が殆ど出てこないため、「死んだ世界」をイメージさせます。
また、CG感丸出しのグラフィック(古い上開発人数が少ない為ですが)も「絵本の世界」に入り込んだ様な感覚を与えてくれます。