食品機能学―脂質
理科系の大学生2年〜向け。一般書としては取っ付きづらい。内容は脂質の構造・機能・代謝をコラムを入れつつ、うまくまとめてあるので非常に読みやすいし飽きない。生化学が好きで、脂質実験をする人には良書。ぜひ図書館に言って取り寄せてもらうようリクエストしましょう。これと「脂質・酸化脂質分析法入門」(学会出版センター刊)があると更に良いです。
櫻の園【HDリマスター版】 [DVD]
作品は少し時代を感じてしまいますが、やはり名作です。
マニアックなことをいいますと、脇役なんですけど2年生役の少女たちの演技が自然すぎ。
さて、リマスター前のDVDも所有しておりますので、新旧を簡単に比較してみました。
旧DVDでも、デジタル化に際して傷などを修正したということでしたが、HDテレビの大画面で久しぶりに見てみると、やはり傷だらけでした。
この辺を処理しているのだろうと、新DVDを見てみると、
完全ではないものの、大きな傷はほぼ処理されています。ドット状の小さなものはときどきありますが。
解像度は、元データのせいか、DVDのデータ量が少ないからか、新旧 相変わらずな印象。シャープネスは少し上がってしゃきっとしました。
色調がずいぶんきれいになりました。人の肌が明るくきれいになるように調整されています。ただし色調整した分シャドウ部分も明るくなり、ノイズがちょっと目につきます。
旧DVDでは、画面が揺れるようなところがありますが、新DVDでは改善されているような気がします。(これは気のせいかも)
ということでHDリマスターの効果は見てとれます。
とはいえ、そもそも20年前の映画です。過度の期待は禁物です。リマスターの前に「HD」なんてついてると、昨今のHDテレビ並みにきれいになってると誤解しそうですが、そんなことは全くありません。
Singles
大方6年のアイドル活動期のシングルベスト。
ここまで5人が5人、声が違う人たちを集めたアイドルで、
しかも、「一応の成功」を見ているグループは類がないと思う。
途中で、メンバーの脱退があり、4人になったが、
曲的には、4人になってからの方が、
ぐっとセンスもよくなっている。
最後、活動末期のシングルは、わりと、
「契約お約束」的なにおいもするが、
作りとしてはおもしろい。
個人的には、宮前真樹に、もっとソロを取ってほしかった。
原田知世 2000 ベスト
個人的には原田知世は薬師丸同様アイドル歌手というよりは女優と言うイメージが強いのだが改めてこうしてベスト盤を聴くとやはり充実した曲が揃っていると実感する。特に作曲家について言及すればデビューから来生たかお(薬師丸・明菜等に提供)→松任谷由美→林哲司(菊地桃子等提供)→後藤次利(おニャン子クラブ、工藤静香等提供)と当時旬だった名作曲家がこれでもかという位に名を連ねている。特に「愛情物語」「天国に一番近い島」等林のメロディーの旋律美や後藤の歯切れ良いリズムの良さが印象的だ。林と後藤の曲調の違いは例え同じ原田知世が歌っていたとしても明確に曲調の違いがある所が面白い。逆を言えばそれだけ作家陣のキャラクターが現れた歌手だったのかもしれない。
例えば同じ女優兼歌手だった薬師丸と比較すると歌唱力はけして素晴らしいとは言い難かったが、上記に挙げた名作曲家の作品を良い方向に向けた歌手だった気がする。例えば「愛情物語」は上記の旋律美に加え詞的な言葉が綴る訳だが、彼女の在りのままの歌唱法が逆にリアリティーを持った曲へと導いている。この場合はあまり歌唱力はとりわけ重要ではないのかもしれない。また邦楽の名曲となっている「守ってあげたい」は言わずと知れた松任谷の名曲であるが、原田知世のまだデビュー時の舌足らずな歌い方が「守ってあげたい」の歌詞と相反する雰囲気を与えこれまた松任谷と一味違った新鮮な風を吹き込む。
しかし、中盤にさしかかるとそれなりの歌唱力も磨いたような印象を受け海外のミュージシャンが原曲の「彼と彼女のソネット」ではクリアーな曲調と囁くような声に乗せ新たな一面をのぞかせるような曲だった。
上記「守ってあげたい」同様松任谷由美が元は歌っていた「ダンデライオン」も収録されており一風変わった歌を披露する。
このように隠れたアーティストのカバーや著名作曲家という観点からの聴き方等単に一アイドル歌手のアンソロジーとして以外の楽しみ方もできる稀有なベスト盤でもある。
曲がり角の彼女 DVD-BOX
同世代のドラマで、共感する部分が多く、元気をもらいました。千春の明るく、スパッとした性格は、前向きな気持ちにさせられます。悩んでいる時や落ち込んだ時にみると、本当に元気がでます。おすすめです。