JINKI EXTEND Phase01【期間限定生産盤】 [DVD]
一巻に関しては、非常に面白いと思う。
まず作風が、原作に比べ、コメディー色が抜けた印象。だが、作品を真面目な方向に誘い、主人公青葉を引立たせている。
そう思えるのは、原作以上の心理描写の深さ――モリビト2号に出会った喜び、母の思うがままにされる悔しさ、現太に怪我を負わせてしまった後悔――青葉の心の動きを丁寧に描いているからだ。
ロボットアクションについては、近年3DCGが増加している中、改めて作画のよさを認識させられた。あの重量感に、あの動き、あのカメラワーク。監督が「最初の戦闘シーンは圧巻です」と言うだけのことはある。ただ、青葉初戦闘で、現太を助けるためとはいえ、あっさり決着つき過ぎているかな。観点を、「戦闘」より「現太救出」に合わせたせいだと思う。
総合して、個人的な評価は高い。だが、あくまで一巻目だけだ。
四話以降、話の早さが加速していき、戦闘の途中からシーンを入れるなど、かなり無理に話を進めている。結果、強引でなおざりな作品になったのは言うまでもない。
こうなってしまった原因は、原作の量にあると思う。当時原作は、双方合わせて十冊程巻を重ねていた。それを1クールに消化するのは至難の技だ。まして、両作を同時に進行させようとする(最初私は、珍しさに面白がっていたが)アニメ版ではなおのことだ。分けて制作していれば、もっと良い作品ができていたかもしれない。
よって、一巻目は星四つにしたが、それ以降は二つか一つが良いところ。「キタ」作品だと思っただけに、非常に悔しかった。
ジンキ・エクステンド 〈青盤〉
ドラマCDなので、声だけでいろいろなものを判断しなければならないが、どの声優の声もキャラにはまっていて、内容のほうも原作のシリアスではない、少しコメディっぽさのあるほうの雰囲気がよくでていて、気に入りました。
ジンキ・エクステンド~リレイション~ドラマCD(DVD付)
内容は、原作1巻に収録の3話と番外編を加筆修正(番外編が主、全体的にコメディ)した感じ、冒頭の戦闘シーンは人機の駆動音や攻撃(リバウンドフォール)音が上手く表されて良かった、原作未読者はまぁまぁ楽しめるかと思いますが細かな設定などが説明されないので素直に原作を読んでから今作を買われた方が善いかと思います。
声は登場人物と違和感なく合ってると思います、「蒼旗」の声もイメーシどおりで良かった、でも「小川原」の声を聞くと銀時をイメージしちゃうんですよね(笑)。
収録時間は40分くらい、イメージソング『君と奏でるストーリー 歌:佐咲紗花』収録。
DVDに関しては≪ おまけ ≫と称しても問題ないです、原作シーン(静止画)をイメージソングに合わせて流れるだけ、商業商品とは思えない出来です、『 MAD MOVIE 』と記述されてたので予想はしてましたがもう少し力を入れて作ってほしかった(原作シーンをカラーにするとか)。
JINKI EXTEND Re:VISION 初回版
コンプして一番に思い浮かんだのは【未完成】という言葉。
中身がすかすかでキャラクターの心境を表現できてないし展開が急過ぎる。ルイやさつきのエッチシーンなんてもう…。
原作を読んでないと置いてけぼりになる場面もあるけどまぁそこは大した問題じゃないので良しとする。でも戦闘シーンのCGの少なさや立ち絵が無い人機の多さはどうにもならないのだろうか?もう少し時間を掛けて作るべきではなかったのだろうか?重要なシーンで暗転というのも多かった。せっかく「JINKI」をタイトルに使っているのだからそれなりの質は欲しかった…。
JINKIの同人ゲームをプレイしてる感じだった…。