NINETY-NINE NIGHTS II(ナインティナイン・ナイツII)
敵は多く出るようで実は小出しに出るんで、前作のようなまとまった大軍勢が迫るスケール感や迫力が無くなってしまいました。
個人的にはその辺の進化を求めていましたが技術的に難しかったのでしょうか…
代わりにゲーム性の進化はみられますが細かいところに疑問が残りました。
まず敵を斬ったときの効果音が小さくて迫力に欠けます。
BGMなどは大きいのですが…
あとキャラの動きにはスピード感がありますが、敵の走り方をよく見ると早送りさせて無理矢理スピードアップさせてるような感じが…
キャラ数が5人なのも少なく感じます。
前作の7人でも少なく感じたのに減らすのは納得出来ません。
もし後からDLCでキャラの追加があってもフルプライスでそれはキツいです。
あと体の欠損も欲しかったです。敵はバケモノなので可能だったと思います。
ここまで不満点ばかり書きましたが基本的には時間を忘れるほど熱中出来ます。
ゲーム内容的には派手なスキルや必殺技がメインで豪快に楽しめます。
この辺は『三国無双』とは少し違うプレイ感覚かもしれません。(グラフィックが似てるせいか『カオスレギオン』を思い出しました)
それと難易度ノーマルだとゲームクリアに必要なレベルを上げるのに時間がかかるため、イージーでのプレイを推奨します。
ノーマル以上はじっくり楽しみたい人にいいです。
NINE [Blu-ray]
フェリーニへのオマージュではない。それは前提であり、「教養」なのだから。
わざわざ口にのぼせることではない。だからこそ『NINE』である。
製作途上での、盟友、アンソニー・ミンゲラの早すぎる死。
様々なトラブルと二点三点するキャスティング。
そしてお世辞にも成功と言い難い興行収益。まるでこの映画のための諸状況。
フェリーニの創作の苦しみは、何をか言わん、かのロブ・マーシャル自身の苦しみに他ならない。
我々、日本人にこの映画が理解出来るか?このスタイルを創造することが出来るか?
いや理解する必要も創造する必要もない。
なぜなら日本人には日本人なりの映画の伝統があり、スタイルがある。
この作品の真価は興行成績ではなく、歴史が評価を下す。
グイド・コンティニ(監督)演ずる、ダニエル・デイ=ルイスの怪演。
マリオン・コティヤール(グイドの正妻)の美。
ペネロペ・クルス(グイドの愛人)の妖艶。
ジュディ・デンチ(衣装デザイナー兼グイドの私的管理人?)の匠の技。
ケイト・ハドソン(ファッション記者)の圧倒的迫力。
(彼女が歌う「Cinema Italiano」はこれ単体でも十分に華を添える)
ニコール・キッドマン(グイドにとっての真の映画女優)のゴージャスな立ち振る舞い
ソフィア・ローレン(グイドの母親)の衰えを知らない美貌、そうソフィアこそ「イタリア」の美そのもの。
ステイシー・ファーガソン(砂浜の娼婦)という野心的なキャスティング。
もうこれだけのキャスティングだけで典雅な芸術である。
実のところ、ロブ・マーシャル的には「不出来」な映画だろう(確信犯の可能性は捨てがたいが)。
だからこそ、「監督」の不安定な精神とプレッシャー、そして「再生」を観るものに沈溺させる。
しかし単なる心情吐露ではない、スタイリッシュかつゴージャスなプロフェッショナルの競演である。
Nine Queens [VHS] [Import]
騙し騙されのコンゲーム。巧みにはられた伏線にいつしか絡め取られる快感です。
ハリウッドでリメイクが作られましたが、オリジナルのこの味は出せませんね。
こんな面白い映画が日本で見れないのは残念すぎます!
才気あふれるファビアン・ビーリンスキー監督とリカルド・ダリンの名演にひたってください。
NINE
映画全体→★☆☆☆☆
楽曲→★★★★☆
女優さん達の頑張り
→★★★★★
ファーギーの歌唱力は勿論、マリオンやケイトも予想以上の歌声で魅せてくれました。
おしゃれでボリュームたっぷりの楽曲が活きています(しかし、映画では下品な衣装とストーリー性の無さで台無しになってしまった)!
買って絶対損なし♪
断言します。
9nine(初回生産限定盤A)(DVD付)
このアルバムのクオリティに関しては、申し分ない出来だと思う。
今まで9nineを購入したことのなかった人がいったんここにたどり着けば、
その歌唱力とダンスのレベルの高さ、何よりも5人の多彩な個性に魅了されるだろう。
目を潤ませて「Cross Over」に聴き入り、「少女トラベラー」のクールさに痺れるだろう。
問題は、果たしてこの作品自体を聴く段階までどうしたら「ささるのか」ということだが。
ジャケットも素直でシンプルないいものだが、非常に印象が薄い。
いったん彼女たちがブレイクすれば、5人の実力を裏付ける本作が相当な強みとなるはずだし、
9nineをずっと見てきたファンなら、これだけの逸品を作ってなぜまだ。。。という思いもあろう。
何かが足りないわけではないだろう。
いや、どうかな。
最高だけど無難すぎた作品といわれれば、そんな気もする。
DVD特典の「誕生の軌跡」は、現行メンバーを含めた選考という相当なエグさを敢えて出している解体的チャレンジなのに、
「変わるのだ、崖っぷちなのだ」という演出自体にはそれほど熱心ではなく、
「そもそも9nineとはなんぞ」という存在理由さえ曖昧にしてしまったように思える。もちろん今の5人に不満はないが。
ただ、はしょりすぎていて、出来レースの軌跡と誤解されかねない編集である点は残念。