ANA BOEING 787 [DVD]
「えっこれだけ…」という感じは確かにあった。初就航等の映像が入っているもの、と勝手に思い込んでいたので…。しかし、今現在は、最新の787映像であると思うので、その意味でオススメできる。
ボーイング787はいかにつくられたか 初代モデル1から最新787まで、世界の航空史を彩る歴代名機に迫る!! (サイエンス・アイ新書)
同僚が腰を痛めて入院した際、暇だろうと思って購入した。B787を深く知る本というよりは、過去のB社製品からB787開発に至るまでの時系列的な本だとか。
B777は「ワーキング・トゥギャザー」という思想の元に世界中のエアラインからの意見・要望を集約、設計も全てPCで実施したとか。設計から商用飛行までの時間短縮、世界一の安全信頼性(英国で事故を起こした機体は、操縦士の発言がどうも怪しいので真相は知らない)を誇る双発機なので、B777を使用するエアラインは多い。蛇足ながら、トイレのフタがゆっくり閉まるアイディアは全日空か日航が出したとか。ああいう細かい点までこだわるのが、日本流高品質。
B787は、中国をはじめとする部品メーカーを大量に採用したため、開発開始から商用飛行まで膨大な時間および経費を浪費した。初めての複合素材による主要構造方式、油圧系統の大幅縮小化等、革新的技術を盛り込み過ぎた中型機により、新車不具合が早くも出ているようだ。準国産と言われるのは、おそらく複合素材の製造、造形技術を持った企業が日本にしか存在しなかったからであろう。B767の後継機と言われるが、ブレンデッド・ウィングレット(翼の先端についている、真上に伸びた部分)をつけたB767の燃費はB787とあまり変わらないとか。
ありがとうジャンボ ~The Final Touch Down~ JAL Boeing747 Memorial DVD
JALのジャンボが退役して約1年たってからの発売。
正直、今さら感がない訳ではなかったですが、その分作りこまれたんじゃないかと思うほどいい出来です。
JALの協力があったからこその貴重な写真や映像。特に空撮アーカイブ映像は圧巻です。
初代鶴丸の頃なんて何十年も前なのに鮮明で美しい映像に感動しました。
退役フライトのドキュメントもマニア心をくすぐる映像や構成で参加したような気分にさせてくれます。
ラストのスライドショーを見終わった頃には1本の映画を見終わったくらいの満足感がありました。
「完全永久保存版」のふれこみに嘘偽りなしだと思います。
ジャンボに少しでも思い入れがある方には、自信を持っておすすめしたい1本です。
ANA BOEING 787 [Blu-ray]
ハイビジョンの航空機ものビデオを見るのは初めてでしたが、全体的にツルンとしたイメージの787も、HDで見ると意外と小パーツがあってあちこちデコボコしているのがわかります。
エンジンカウルを開けたところの配管&配線は圧巻。3Dで見たかったです(我が家はまだ2D環境なので…涙)。GEのエンジニアがみたら、「そこのパイプの取り回しはそうじゃないだろ…」とツッコミそう(笑)こんなにハッキリクッキリ見えてイイのか?(苦笑)
ハンガーで整備用の足場が組上がっていくところの早回し映像は新鮮!フライトテストの映像で、主脚が左右不揃い(!)なのは、機体の不具合でしょうか?ある意味貴重ですv
スライドショーもグッドな演出&音楽ですが、787の歴史的ハイライトシーンがすべて網羅されていないのが残念。オシイ!
…とはいえ、世界初、日本発。ようやく進空した787のいまを記録した、ファンなら是非買っておいて損は無い1本です。
昔のブルーオンブルーシリーズも是非HDで見たいです。
ボーイング787まるごと解説 21世紀にふさわしいハイテク中型旅客機“ドリームライナー”の開発から就航まで (サイエンス・アイ新書)
ニュースでは何度かその映像も見ましたが、この本を読んで改めて乗りたくなりました。
大きくなったうえに電子シャドー付の窓、乾燥していない機内、夕暮れ色にもなるというムード照明など、
どれも実際に体験してみたくなります。
開発の裏話的エピソードも満載で、ひとつの新しい飛行機を作るのは、まさにドラマなのだなあと感じました。
写真も豊富なので、イメージも湧きやすく、パラパラ眺めているだけでも気分が盛り上がります。
クルーの休憩室など、普段目にすることのない貴重なショットもありますよ。