小説 On the Way to a Smile ファイナルファンタジーVII
ヴィセントの一人称「おれ」など、間違いが多々あります。
一部BC設定・キャラの登場、リーブの両親関連などは
7本編を基盤として見ると首を傾げてしまいます。
また「小説」としてではなく「シナリオブック」だと捉えて読む必要があるかも。
本格的な小説を求める方には合いません。
そしてもちろんFF7ACを知っていてかつ好きな方、受け入れられた方向けです。
以上色々と問題点はありますが、
今までのコンピレ作品の中で最も物語を楽しめました。
デンゼル編、ティファ編、バレット編、ナナキ編、
ユフィ編、神羅編、ライフストリーム編。
(デンゼル編、ティファ編はACプロローグと同じ内容ですが、表現の細かい変更があります)
FF7本編ED〜ACに至るまでが描かれていて、キャラの心情が伝わってきます。
どのキャラも悩みを抱えつつも前に進もうとしていて、わりと好感が持てました。
7本編後半のクラウドっぽさが感じられたり、
ルーファウスは大物然とした振る舞いの中に
父へのコンプレックスや焦りといった様々な感情を隠していることがわかったり、
ナナキは長寿の苦しみに向き合ったり。
ライフストリーム編は短いながらもセフィロス、エアリスの内面を知ることが出来ます。
全体を通して読むと星痕による被害の大きさ、また感染者が迫害される様が生々しいような。
星痕病やカダージュ達がどうやって生まれたかなども載っています。
また神羅編では、人々からの恨みに翻弄される神羅側が描写。
ACまでのキャラ達の様子や裏事情を補完したいという方にオススメです。
キャラ同士の軽い掛け合いも楽しめました。
上で挙げた問題点は残念ですが、それでも満足できた1冊です。
クラウド編やシド、ヴィンセント、ケット・シーを主役に据えた編も出して欲しいかな…。
ファイナルファンタジーXIII-2
前作プレイ済みです。
前作と比較してのプレイ感想です。
★今作は、前作の課題点を重点的に改善し、
ユーザーの要望と意見を素直に受け入れ取り入れてる作品に仕上がっています。
前作の不評の多くの意見は、
・ストーリー、フィールドの一本道で遊び要素と自由性がない。
・戦闘面は、ボタン押しの単調的作業で面白みがない。
・キャラ育成の自由性がない。
・ストーリー進行とキャラの絡みと関わり具合がいまいちで分かりづらい。
総評的に制作側とユーザー側との距離感がありすぎた。
★今作は、上記の課題点をクリアし面白が倍増しています。
・ストーリー、フィールドの分岐点、マルチエンディングが取り入れられていてやり込み要素と遊びの自由性があります。
・周回プレイの楽しみがありまあす。それぐらい前作以上の変化が見られます。
・グラフィック面も、ムービー画とゲーム画に違和感がないぐらい繊細で美麗です。
・ストーリー進行も、各キャラの意思、関わり具合が明白で分かり易く序盤からグイグイ引きこまれる。
・戦闘面も、前作のシステムを洗練されていて単調的作業がなく面白いです。
・キャラ育成の自由性があり、戦闘面に鮮明に活かされている。
ほんわかなれるような憩場が設けられているのが良い。
チョコボレース面白いw
総評的に前作以上の面白さと楽しみが詰め込まれている作品に仕上がっています。
買って良かったし是非未プレイの方達にお薦めしたい。
また、随時プレイに変化あればレビュー更新していきます。
ファイナルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート
後にも先にもこんなに読んだ攻略本はないってぐらい読みました。ストーリーが登場人物の言葉としてつづってあったり、ほんとに些細なイベントから図まで、ゲームをしながら読んでももちろん役に立つしまたクリア後にたまに読んではプレイしたくなる。これ一冊で充分わかります 自力でクリアした人でもやり残したイベントなどたくさんあると思います。
FINAL FANTASY XIII-2 オリジナル・サウンドトラック
前作の曲も素晴らしかったですが、今回は3人の作曲家が参加されていることもあり、非常にバラエティに富んだ内容で良かったと思います。
特にボーカルの入っている曲は名曲ぞろいです。
「ヒストリアクロス」は未知の世界に旅立つワクワク感を煽りますし、「限界突破!」はバトル中にテンションあがりまくりですし、「悠久の大平原」は大平原を走り回りたくなる爽快感があります。
個人的にはオリガさんのファンなので彼女の参加もとても嬉しかったですね。
また、フィールド曲は通常バージョンとアグレッシブバージョンが入っており、その違いを楽しめたのも良かったと思います。
雰囲気重視のいかにもBGMっぽい曲が多いと思いきや、あとでサントラを聴いてみるとちゃんと「あ、これはあの時流れてた曲だ!」とわかります。
それだけ印象深いってことで、いいゲーム音楽ってそういうものだよなと。
1点残念だったのは、ふくい舞さんの歌が入っていなかったことです。
FF13のサントラではちゃんと入ってたのになあ……。
この点だけマイナスして★4つで。
ファイナルファンタジーXIII-2
前作を面白いと感じた人なら「さらに面白くなってる!」、前作が面白くなかった人は「確かに前作より遊びやすくなってるけど…やっぱ無理」これが正直な本作の感想です。前作☆1の評価だった人が☆5の評価になるような出来ではありません。何故ならゲームのキモであるストーリー、演出、バトル、成長システムは大筋で前作と同じだからです(細かい改良はありますが)。特にバトルは10→10-2の時のような大幅な変化が欲しかったですね。またあのブレイク狙いの戦略の無い苦痛なボタン連打バトルをしなければいけないのか…と憂鬱になります。「この敵は炎が苦手なのか、ファイア!」「このタイミングで回復、ケアル!」みたいに自分でコマンド選択して戦いたい。バトルがコンピューター任せだからキャラが成長しても実感湧かないし、全然嬉しくない。連打ですむなら携帯アプリでもやってればいい。まぁ自分は前作で買うんじゃなかったと後悔したクチなので(なんだかんだで今回も買ってしまいましたが)良くない評価ですが、前作のレビューで☆4、5をつけている人もちょいちょいいるみたいなんで、そういう人達であれば今作も楽しめるんじゃないでしょうか。前作でのプレイヤーの不満をある程度は解消されてるので(ストーリーが前作より分かりやすい、一本道なゲームじゃなくなった、など)、その制作者の頑張りは評価出来るんで☆3とします。