レッド・オクトーバーを追え! 商品

レッド・オクトーバーを追え! レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52))

トム クランシーの小説の魅力はよく取材された兵器や軍事機関の体質の知識の披瀝と複雑で強固なプロットである。それらが小説という作品形式で上手く相乗効果をあげているのだ。兵器や情報機関の知識の披瀝は単に読者の知識欲を満たすのみならず、複雑で仰天動地のプロットに如何にもありそうだと説得力を与えることに成功している。エンタメ小説でもこのレベルの完成度のものが書ける人間が純文学まで併せてみても日本に何人いるか?最後のカタルシスもいい。文体は原書のほうもイマイチだが。本作はそんなトム クランシーの小説のなかでも屈指の完成度を誇る。最近のベストセラーは本読みの読むに耐えないものが多いが本作は例外だろう。お薦めである。 レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52)) 関連情報

レッド・オクトーバーを追え! レッド・オクトーバーを追え!(ワイド版) [VHS]

この映画もそろそろ古典の域に入りかけているが、個人的には潜水艦映画としてもライアンものとしても、非常に気に入っている。ボールドウィンのジャックは、非常に原作に近いイメージだし、コネリー演じるラミレス艦長も重みがあって良い。海底場面の特撮がチャチだという感じはしないでもないが、海底を舞台にした追いかけっこは非常に面白い。最初観たときには、一体どうなるのかとハラハラしながら観てしまった。そしてあくまで諜報という世界を現実的に描く小説と違って、映画的な結末の付け方がまた効いている。小説のままだったら映画としてつまらないものになってしまっただろう。ラストシーンもお茶目で笑いを誘った。秀作。 レッド・オクトーバーを追え!(ワイド版) [VHS] 関連情報

レッド・オクトーバーを追え! レッド・オクトーバーを追え! オリジナル・サウンドトラック

ロボコップなどの音楽監督としても知られるベイジル・ポールドゥリスが手がけた「レッド・オクトーバーを追え!」のサントラ盤です。ロシア正教の賛美歌?風の音楽が、謎めいていてどこか神秘的な雰囲気のあった冷戦当時のソ連のイメージをうまく描き出し、荘厳な世界観を創出しています。それぞれの楽曲の完成度は高く、BGMのみならず単体の音楽としても聴き応えがあります。ひとつだけ残念なのは、攻撃型原潜コノヴァロフが登場するシーンの音楽が収録されていないこと。劇中でも非常に印象に残ったスコアだったので収録してほしかったですね。 レッド・オクトーバーを追え! オリジナル・サウンドトラック 関連情報

レッド・オクトーバーを追え! レッド・オクトーバーを追え!(字幕版) [VHS]

ただの映画好きの素人目の評価です。画質は大変綺麗で、手持ちのDVD版と見比べても、画像のくっきり感とか色彩の鮮明度は明らかに上で、私的には大変満足しています。潜水艦物としては、名作の「眼下の敵」や「Uボート」、「U571」等と比較しても何ら遜色ないと思いますし、私的にはこの中で一番好きな作品なのでBD版を購入した次第です。主役のショーン・コネリーは言うに及ばす、米軍潜水艦長のスコット・グレンも良い味出してますし、アレック・ボールドウィンもこの頃はスマートで優秀な分析官の役を上手に演じてますね。(「マーキュリー・ライジング」を見た時には、こいつも有名になったら太るんかい、と思ってしまいましたが)キャタピラーの技術とか、海溝でのスパルタ的な運転訓練とか、露軍の同胞との一騎打ちとか、とにかく手に汗握るという表現がぴったりの見どころが満載ですよ。 レッド・オクトーバーを追え!(字幕版) [VHS] 関連情報

レッド・オクトーバーを追え! レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

いかにも男性向けというアクションものであるにもかかわらず、女の私を惹きつけてやまない作品がいくつか存在します。この「レッドオクトーバー」はその代表格。一体何度見返したか分からないほど、大好きです。とにかく、オープニングが最高。プロコフィエフ風の、荘厳で、どこか哀切を含んだ合唱曲がおごそかに奏でられる中、原潜レッドオクトーバーが、ふるさとソ連の、低く垂れこめた灰色の空と海を切り裂くように出港していく。このシーンの、文句なしのカッコ良さ。美しさ。痺れます。これだけでもう勝負あったという感じです。音楽と映像がこれほど見事に溶け合う離れ業は、めったに見られるもんじゃありません。作り手の才気を嫌というほど感じさせられます。ショーン・コネリーも絶品ですね。「ザ ロック」でもそうでしたが、彼が現れるだけで、画面が豪華に、そして、どこか艶っぽくなるような気がします。美貌が絶頂期にあったアレック・ボールドウィンも出ているし、実は、女性に対するサービスも万全の作品なのかな。これは。女の私がかくも惚れ込んでも、さほど不思議ではないのかも知れませんね。変化の速い今のご時世。この名作もすでに「ひと昔前の映画」の仲間入りをしているのかもしれませんが、今見直しても古い感じはまるでしません。アクションものはあまり見ないという女性でも、肩肘はらずに楽しめると思います。たまには、ステキな艦長と、原潜で海底クルーズとしゃれこみませんか。 レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray] 関連情報




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